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堺市長記者会見 令和5年6月21日

更新日:2023年6月27日

市長

 本日は市長2期目としての初めてのこのような形での記者会見だと考えています。この任期、どうぞよろしくお願いいたします。

議会を終えて

 本日、令和5年第3回市議会臨時会が行われました。今議会においては、私からまず所信表明を行いまして、そしてエネルギー・食料品価格等の物価高騰対策に係る補正予算をはじめ、提案した全ての議案について可決を頂きました。
 まず、その内容についてお伝えをさせていただきます。
 令和5年度6月補正予算についてです。
 今回の補正予算におきましては、国の地方創生臨時交付金を活用いたしまして、エネルギー・食料品価格等の物価高騰対策として24億6,027万3,000円を計上しています。主な取組としましては、学校給食費の無償化、こちらは保護者の皆様の経済的な負担を軽減するため、市立小学校及び特別支援学校における2学期3学期の給食費の無償化、そして市立の小学校・中学校及び特別支援学校における学校給食の食材費高騰への追加支援を実施します。
 その他、市内の事業者の皆様の負担軽減やサービスの安定的な提供等を図るために、社会福祉施設や医療機関、路面公共交通事業者、農家、畜産農家の皆様に対する支援も実施します。
 この補正予算の全ての項目について、本日の議会で可決を頂きました。今後も国の動向等を注視しながら、市民の皆様に安心して暮らしていただき、事業者の皆様が堺市で活動していただけるように力を尽くしたいと考えています。
 続きまして、本議会におきまして、前任期に引き続き市長等の給与の特例に関する条例及び市長等の退職手当の特例に関する条例を提案いたしました。こちらも可決頂きました。私の給与月額及び期末手当の額について、引き続き30%相当額を減額、そして私の現任期に係る退職手当につきまして、支給しないとするものです。
 続きまして、副市長の退任及び選任についてです。現在副市長でおります島田憲明氏、中野時浩氏が任期満了、また、山岡由佳氏が経済産業省に帰任することに伴い、6月30日付で退任いたします。
 新たに就任いただく副市長として、本日の臨時会において2人の選任の同意を頂きました。令和5年7月1日付で佐小元士氏、令和5年7月14日付で田雜隆昌氏に就任していただきます。お2人にはこれまでの長年にわたる行政経験で培われた卓越した手腕を発揮していただいて、これからの4年間、堺のために共に取り組んでいただくことができると期待をしております。私からは以上です。

質疑応答

(司会)

 それでは、ただいまから質疑に移ります。挙手の上、社名を告げていただき、ご質問のほうをよろしくお願いいたします。
 それでは、ご質問ございますでしょうか。
 日本経済新聞社さん、どうぞ。

(日本経済新聞)

 日経の髙佐でございます。副市長枠は3人おありなわけで、今回2人ということですけど、もう1人はどんな方を今、想定していて、どの時期に就いていただくということを、現時点でお考えなのかお聞かせください。

(市長)

 まず現在、この度、本日の議会で選任されました佐小副市長候補、そして田雜副市長候補につきましては、それぞれのこれまでのご活躍されてきた経験がございますので、それらのご経験を活かせる職務に就いていただきたいと考えております。
 そして、もう1人の副市長につきましては、これからまた議会に提案をさせていただくことになりますが、やはり3人体制が望ましいと考えておりますので、今回はまずは7月1日と14日、2人体制でスタートいたしまして、可能な限り早い時期に提案をさせていただきたい、少なくとも今年度内には3人目のご提示をさせていただきたいと考えております。

(日本経済新聞)

 やはり3人目はダイバーシティーっていう観点もあり、女性を念頭に置いていらっしゃるのか、それとも別に性別には関わらず、専門の分野でお考えになっていらっしゃるのか、その点はいかがでしょうか。今の現時点で結構です。現時点での市長のお考えを。

(市長)

 今、3人の副市長の皆さんにおいては、男性2人、女性1人ということで、それぞれ職務分担を行いながら仕事をしていただいております。
 やはり、私自身もトップに近い人物が男性だけではなくて女性、男性とバランスが良いほうが、より私自身が判断する際にもさまざまな意見を求めやすいと考えております。
 ただ、一方で、これは日本全体の課題でもあると認識をしておりますが、なかなか幹部職員に近い方、もしくは副市長のポストを務められる方で、まだまだ女性の活躍が全国的にも進んでいない現状があるかと考えております。
 やはり、市政運営を担っていく上で非常に重要な立場になりますので、堺市政をきちんと支えていただくことができる方、まずはそのことを条件としながら、可能であれば私自身は女性という選択肢も大いに考えられると思っています。

(日本経済新聞)

 事務管掌に関しては、佐小さんが教育、それからもう1人の田雜さんが建設関係、都市計画関係が主にやっていらっしゃるということは、これに産業政策をしていらっしゃる方を呼んでくるという捉え方で良いんでしょうか。

(市長)

 お2人のこれまでのご経歴、特にこの3月まで堺市の職員でもありました佐小副市長候補は、南区長でありましたり、総務関係の職歴も長いということがあります。ですので、全ての区役所を所管する部門、例えば各区役所の担当もそうですし、区役所の所管である市民人権局、また総務、教育というところが、これまでの経歴からすると考えられるんじゃないかと思っております。
 もう1人の方、3人目につきましては、もちろん、今これから選定をするということですので、まさに完璧に合致する方が就いていただけるということは、今の時点ではまだ分かりませんが、やはり佐小副市長候補そして田雜副市長候補におかれましては、それまでのそれぞれのご経歴を発揮していただきながらも、例えば子育て、子ども青少年であったり、健康福祉分野、そのあたりが特にこれから求められる分野なのかなと考えております。

(日本経済新聞)

 あと、ご退任される山岡副市長は、女性として初めてだということで、経産省からいらっしゃいましたけども、この方だけお聞きするのはあれかもしれませんけども、山岡さんが堺市にもたらした新風といったものは、どういうふうにご評価されていらっしゃるでしょうか。

(市長)

 やはり、新たな発想であったり、客観的な視点から堺市のことを考えて、そして尽力していただいたと考えております。
 私自身が常に堺市は挑戦が必要だということを、先の4年間もお伝えして、これからも今日の所信表明でも申し上げました。
 そのために産業分野もそうですし、脱炭素先行地域に選ばれた環境分野、山岡副市長がこれまで担当された分野におきまして、これまでのご経験を活かしながら、堺の未来にとって、将来にとって必要な尽力をいただいたと思っておりますので、今回、経済産業省という国の省からお越しいただいて、さまざま知見も活かしながら堺のこれからの発展の土台の役割を担っていただいたと考えています。

(日本経済新聞)

 1点で結構ですが、具体的にどんなところがあったと、一番印象に残っていらっしゃる点を挙げていただけますか。

(市長)

 そうですね。やはり堺の産業戦略については、特にイノベーション創出、中百舌鳥での行動について、これまで、私が就任する前まで、イノベーション創出拠点ということは限られているだけではありませんので、新しいチャレンジをするときに、さまざま事業者の皆様であったり、関係者の皆様と協議をしながら、これから新しい取組を行っていく、毎年の予算要求に当たっても、全体の流れを見ながらこれが必要だということを手がけていただいたことが大きいかと思っています。
 環境分野におきましても、こちらも脱炭素をめざして新しい取組をどんどん行っていく上で、山岡副市長が持っていらっしゃる先進的な事業に対する意欲でありましたり、広い視野からのアドバイスによって、今回脱炭素先行地域に選定をされて、しかもその中でまた新たな取組をどんどん進めていくということもございます。
 ですので、私自身も協議を繰り返しながら、担当者と打ち合わせをして、そこに山岡副市長も入っていただきながら進めてまいりましたので、やはり副市長というお立場で知見を頂いたことは大きかったと思っています。

(日本経済新聞)

 続けてになりますけども、今回、市長は再任をされていらっしゃるということですから、1期目で取り組まれたことを2期目も続けていかれるんだと思うんですが、そういう意味では副市長が3人とも変わるというのは、行政の継続性から見て大丈夫なのかという声が出ているようなんですけども、どなたかに残っていただいて、そういう意味では任期を重ねながら引き継ぐというやり方もあったと思うんですけども、今回3人とも退任されるということについては、どうお考えでしょうか。

(市長)

 まず、継続性からすると全く問題はございません。私自身が着任したときは、3人とも退任されたということで、6月に私が就任してから7月1日まで1人の時間がありました。その後、中野副市長と島田副市長に着任いただいて、後に山岡副市長ということでした。
 ですので、これまで進めてきた内容を、私自身もこの4年間で、私が再任をされて、2期目を迎えて、それまでの内容は全て把握をしておりますし、きちんとお三方には副市長として力を発揮していただいたと思っています。
 一方で、今回、私自身の堺市長としての任期ということも頭に入れておりました。通常であれば、例えば副市長の皆さん、皆さんが任期満了まで務め上げられるということは、決して必ずしもそうではなくて、2年で退任されたり、もしくは一身上の都合であったり、途中で変わられるケースも多いので、そういうときは、例えば3人いらっしゃるうちの1人が変わるとか、もしくは2人辞められるということも他市で多いように思います。
 今回に関しては、中野副市長と島田副市長は、4年間任期満了をされる期間が6月30日であると。そして、私自身の市長としての選挙で、やはり選挙期間によっては大きく副市長の皆さんの体制も変わることが想定されるということで、やはり私の選挙の結果によって、その後、皆さんの人生もありますので、そこを選挙に巻き込むというか、その結果によってどうなるか分からないというよりも、きちんとお伝えをしながら、任期満了をもって退任いただくというほうが望ましいんじゃないかというふうに私自身は考えました。

(日本経済新聞)

 ということは、その任期満了が来るのは当然のことなんですけども、それに対して退任ということは、お二方からお話があったというよりも、市長のほうから任期満了でありがとうございます、というお話があったということでしょうか。

(市長)

 そうです。

(日本経済新聞)

 山岡さんについてはいかがですか。

(市長)

 国から来られる、副市長に限らず、国から来られている方も堺市にも複数名おりますが、通常副市長の任期は4年としながらも、4年間おられる方というのは、おそらく堺市で例があるのかですけど、おおむね2年ぐらいが多いのかなと思っております。
 その中で、ここは山岡副市長であったり、経済産業省さんとの協議にもなりますが、例えばこの間に、まさに今日、山岡副市長が議会でもお話しになられたとおり、コロナの真っ最中でお越しになられて、もちろん庁内ではさまざま辣腕を振るっていただいたと考えていますが、その中でもやはり、外に出れなかったり、いろいろもうちょっとできたんじゃないかということも、私自身も山岡副市長と話をしながら、そして3年目もということで、就いていただいていました。
 そして今回、私自身の選挙の関係もありまして、1期目の任期満了ということもありまして、こちらは経済産業省さんからこのタイミングでということもお話をいただいて、この6月30日という切りのいいタイミングで、お三方が退任いただくという経緯です。

(日本経済新聞)

 ありがとうございます。

(司会)

 それでは、ほかにご質問いかがでしょうか。
 読売新聞さん、どうぞ。

(読売新聞)

 読売新聞の川口です。副市長の話がありましたけれども、3人目は可能であれば女性というようなお話もありましたが、どういった人物、民間とか府とか、今度新しく就任されるお2人は国と市の関係ですけれども、どういったところからというのはお考えがあるんでしょうか。

(市長)

 まずは、7月にお二方が着任されますので、共に仕事をさせていただきながら、私自身も、お2人にもう1人加わっていただくことになりますので、どんな方が望ましいかということをもう少し考えを深めたいと考えております。
 そして、今の副市長の皆さんは、1人は堺市の職員でした。そして、もう1人は大阪府の職員、そしてもう1人は経済産業省からということで、市、府、国でした。次もこの体制が望ましいかどうかというところにはなりますが、やはり副市長に就いていただく皆さんは客観的な視野を持ちながら、広い視野を持ちながら、堺市政を見つめていただくことも必要だと思っていますので。ただやはり、副市長として適任である人材に来ていただくことが、就いていただくことが大きな条件ですので、私自身が望むベストである形と、そして実際にその候補となられる方の思いであったり、その職務であったりというところもこれから踏まえながら、堺市にとってより良い方に就いていただきたいと考えております。

(司会)

 それでは、ほかにご質問いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 毎日新聞さん、どうぞ。

(毎日新聞)

 これって、頂いてる資料とこの議会関連の質問でしたっけ。

(司会)

 いいえ、別に。

(毎日新聞)

 その他も含めて。

(司会)

 結構でございます。

(毎日新聞)

 お疲れさまです。先日、泉北ニュータウンで、電動キックボードのシェアの実証実験を行っていらっしゃったのを、中止というか、6月末での停止についてというのをリリースされたと思うんですけれども、市長、これに関してどういった受け止めをされていますでしょうか。お聞かせください。

(市長)

 まず、まだ実証実験の期間の途中において中止、終了になってしまったことというのは、私自身は残念に思っています。やはり、今外も温かくて、少し暑いぐらいですけど、これから多くの方が出られる機会も続きますし、実証実験を行っていただきたいという思いはありました。
 ただ一方で、民間の事業者がされる事業でもありますので、さまざまな条件があるかと思っています。特に、今回はシステムを提供されている企業さんのご都合ということもあります。やはり実証実験というのは、これまでに実例がなかったり、新しい取組をするときに対して実証実験を行うケースが多いので、これから泉北ニュータウン地域は特にスマートシティをめざしておりますので、さまざまな実証実験を行うことがあるかと思います。
 今回のキックボードの実証実験の終了ということは残念ではありますが、また事業者の皆様ともしっかりと堺市も連携を取りながら、実証実験が、新しい取組がどんどん生まれて、そして実証から効果が出るものについては実装につなげられるように、堺市としても協力をしていきたいと考えています。

(毎日新聞)

 ありがとうございます。

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