堺区役所

　
　堺区では、「地域の総合行政サービスの拠点」として、限られた人的・財政的資源を有効に活用しつつ、日常生活にかかわる行政サービスを正確・丁寧・迅速に提供し、区民から「信頼される区役所」を実現します。
　また、最も身近な「住民自治の拠点」として区民の自主的な活動を支援し、地域や関係団体との連携のもと、防災・防犯の強化を図り、区民が安全・安心に暮らせる堺区の実現をめざします。
　さらに、堺区の類いまれな歴史文化の魅力を発信し、堺区内で進められる庁内部局の事業、地域、関係団体等と連携を図り、市内外からの交流の場の創出に取り組みます。
　これらの達成に向け、「堺区チャレンジ（Challenge）プラン」で示した基本方針及び「区役所と本庁のあり方基本方針」に基づく取組を推進します。また、同プランの最終年度であることから、堺区の将来像や取り組むべき施策の方向性を示す次期計画を策定します。

　
　全ての事業実施において、費用対効果を考慮した不断の見直しを行います。
　組織面では、自治推進課と防災推進室を統合したスケールメリットを活かし、効率的かつ効果的な事業を推進します。
　また、窓口改革のPTと連携し、DXSaaSの実現に向けて業務改善の取組を進めます。さらに、職員の働き方改革も同時に進め、市民サービスの質の維持・向上に努めます。

　適正な事務執行の確保のため、組織における報告・連絡・相談の徹底と、管理職間での情報共有とマネジメントの強化に加え、職員の事務処理能力の底上げ、ICTの活用等による業務の効率化等複合的かつ効果的な取組を進めます。
　

　
　区民が安全・安心に暮らせる堺区の実現に向け、自治会との連携強化や自主防災組織への支援体制の強化を図ることで、更なる地域防災力の充実やきめ細かな防災の取組を進めます。
　また、南海トラフ巨大地震をはじめとする大規模地震に備え、更なる地域住民の「自助」「共助」の機運醸成等区民の防災意識の向上を図ります。
　さらに、防犯については、地域や警察等と連携し、防犯知識の普及や防犯意識の向上、防犯環境を整備し、安心して暮らせる地域の実現に努めます。

　
　区民から信頼される区役所の実現に向け、住民視点に立った窓口の利便性の向上や一歩進んだ接客対応ができる窓口職員の育成を進め、満足度の高い窓口サービスを提供します。
　また、誰一人取り残さない行政サービスの実現に向け、保健福祉総合センターにおいて、高齢・障害・こども・生活困窮など、複合化・複雑化した相談者の課題を包括的に受けとめ、確実な支援の実施へと繋げます。
　さらに、昨年度設置したこども家庭センターにおいて、子育て支援課と保健センターの機能・連携強化を進め、全ての妊産婦、子育て世代、こどもへの一体的な相談支援を行います。また、新たに、不登校等支援が必要なこどもの地域における居場所の創出について、地域や関係機関と連携しながら進めます。
　
　

　
　堺区は、世界文化遺産である百舌鳥古墳群や、数多くの神社仏閣など歴史文化資源を有し、また、堺の中心市街地として官公庁施設や商業施設などが集積し、商業・業務地区が形成されているなど、他区にはない特徴を有しています。
　これらの特徴を最大限に活かし、庁内関係部局や関係団体等とも連携し、SNS等を活用した堺区域の魅力発信の充実等を通して、住む地域に誇りを感じることができる取組や市内外の方々への情報発信を進めます。