文化観光局
更新日:2025年6月12日
文化観光局長 山嵜 久樹
このような考え方で組織を運営します
本市の2040年の将来人口推計では、総人口が71.3万人まで減少する見込みであり、観光誘客により交流人口を増やし、市内消費を拡大させることの重要性が増している。
令和7年度は、その絶好の機会となる大阪・関西万博が開幕する。文化観光局では、万博の本市への波及効果の最大化に向けて、これまで進めてきた誘客の取組を結実させることを強く意識し、産業振興局をはじめ関係部局や観光コンベンション協会と一体となり、大阪観光局やその他の広域観光団体と連携して、開催期間中はもとより終了後(アフター万博)も見据え全力で取組を進める。
また、堺市基本計画2025の最終年度となるため、KPIの達成に向け、最大限の効果を出せるよう必ず成果を出すという認識で実行する。
加えて、堺市基本計画2025をはじめ、当局が所管する計画等も次期計画期間に向けた改定時期を迎える。この間の取組や事業進捗について、客観的な検証・分析や問題点の抽出のほか、今後のトレンドも見据え、最適な計画となるように検討を進める。
長期的取組では、現在、整備に向けて検討を進める(仮称)堺ミュージアムについて、堺の歴史文化の継承・発信・連携の拠点施設とするため、令和7年度中に、市民の意向や先進事例・類似施設の研究を踏まえた基本構想案を策定する。
加速度的に進む社会情勢の変化に対応できるように、必要な情報取得(リサーチ)により常に社会のトレンドなどを把握し、それらを分析した将来予測に基づき、前例踏襲は相対的に後退という意識で、時機を逸せず新しい取組に果敢にチャレンジする。
このように行財政・構造改革に取り組みます
- 事業は施策の目的を達成するための手段であることを認識し、あわせて重複している事業はないかなど、効率的・効果的なものとなるよう全ての事業を精査する。
- DX化やBPR(業務改革)の観点で最適な事業手法を多様な視点から常に精査する。
- 関連する3つの外郭団体においても同様に事業や実績を精査することで、自主財源の確保、経営の効率化を進める。
このように適正な事務執行の確保に向けて取り組みます
- 不祥事根絶に向けた職員行動方針に基づき、「職員」「組織」の2つの視点と「意識」「仕組み」の両側面から、職員が不祥事や事務処理誤り等を起こさないよう、本人の意識改革や業務フローの見直しを行う。
- 「職員」「意識」としては、職員のミスが組織全体の信頼を失墜させるという認識と緊張感を持ち、全ての仕事の意味(目的)を理解した上で業務にあたる。
- 「組織」「仕組み」として、以下の順で業務フローの構築や改善にあたる。
(1)ミスが発生しないフローを構築する
(2)(1)が難しい場合、ミスが発生しづらいフローを構築する
(3)ミスが発生しうる局面や場面を洗い出し、その対策を講じる
- 業務遂行における進捗管理をより強化するため、求める結果と期限の明確化やタスクの優先順位付け、リスク管理、それらの組織内・間での情報共有を徹底する。
今年度は特に以下のことについて重点的に取り組みます
1.2025年大阪・関西万博を契機とした誘客の促進 (1)(PDF:455KB)・(2)(PDF:483KB)
- 大阪・関西万博の開催に向けて進めてきたこの間の取組を踏まえ、文化観光局をはじめ庁内全体で観光誘客につなげる。滞在時間の長期化や観光消費の拡大をめざし、この効果を一過性のものとせず、万博終了後もレガシーとして継承する。結果、万博開催効果を持続・最大化することで、本市を観光目的地とすることを目的とする。
- 目的の達成にあたっては、本市が有する歴史文化やスポーツ、伝統産業等の全ての資源を観光資源として活用し、優良なコンテンツの創出・磨き上げ、市内周遊の促進、効果的なプロモーションなどに取り組み、来訪者数を増加させることを目標とする。
2.堺市基本計画2025のKPI達成(文化(PDF:460KB)・スポーツ(PDF:473KB))
- 堺市基本計画2025のKPI達成に向け、文化施策においては、自由で心豊かな市民生活や活気と魅力にあふれた都市の実現のため、文化芸術活動の環境整備や文化施設を活用した堺の魅力発信を目的とする。スポーツ施策においては、全ての人がスポーツ・運動を身近なものとして親しみ、豊かで健やかな生活を過ごせるよう、スポーツ・運動の習慣化を目的とする。
- 目的の達成にあたっては、文化施策について、堺市文化振興財団やフェニーチェ堺、地域文化会館等と連携し、地域に根差した事業を推進することで文化施設の利用者数を増加させることを目標とする。スポーツ施策においては、本市の大規模スポーツ施設や体育館などのスポーツ施設を活かし、全ての人が気軽にスポーツに触れ、楽しさを体感する機会を創出することで、スポーツ・運動習慣者割合を増加させることを目標とする。
- 各部が所管する次期計画等の策定は、各施策を推進するために、今後、取り組むべき方向性を示す最適な計画とすることを目的とする。
- 目的の達成にあたっては、現在の取組における効果検証や、情報取得(リサーチ)によるトレンド把握に基づく将来予測を踏まえ、基本計画や関連施策との関係性や到達点(数値)を明確にし、有識者、関係者の意見も踏まえつつ、スケジュールどおり策定することを目標とする。
- (仮称)堺ミュージアムは、先人から受け継いだ堺の類いまれな歴史文化を発信し、未来へ継承すること、また、アルフォンス・ミュシャ作品をはじめ本市のコレクションや文化財を集約して、保管・展示するなど、シナジー効果を生む新たな複合施設とすることを目的とする。
- 目的の達成にあたっては、政策企画部など幅広い庁内関係部局と連携した具体的議論や有識者懇話会での意見聴取、先進事例等の研究を進めることで、令和7年度中の基本構想案の策定等、整備に向けた今後の方向性を決定することを目標とする。
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