建設局

更新日：2020年7月17日

局長の写真建設局長　中辻　益治

このような考え方で組織を運営します

南海トラフ巨大地震や上町断層帯地震などの大規模災害に備え、都市基盤を強化し、災害に強い環境の整備に取り組みます。また、近年の台風被害を教訓に災害発生時には、局職員の危機意識を徹底し職員一丸となり応急対応を行います。あわせて、近年の台風被害を機に充実させた資器材の使用訓練の実施等で職員のスキルアップを図ることにより、さらなる安全・安心の環境整備に向けて取り組みます。
市民生活の安全性と利便性を向上させるため、都市基盤の整備と適切な維持管理・更新を進めるとともに、区役所との連携やICTの活用により多様化・高度化する市民ニーズに適切に対応します。
「堺グランドデザイン2040」における本市のめざすべき将来像を踏まえ、泉北ニュータウン地域の再生や南海高野線連続立体交差事業の推進をはじめとした取組を進めるとともに、「堺・世界遺産魅力創造ロードマップ」を踏まえ、大仙公園エリアの取組を進めます。また、都市公園のパークマネジメントの推進や自転車を活用したまちづくりなど、本市が有する地域資源を活かして魅力あふれる都市の実現に向けた各種取組を推進していきます。

道路・公園の円滑な維持管理のため、市民に身近な通信手段であるLINEにより不具合等を迅速に情報提供してもらうことができる道路等通報システムの導入を図ります。舗装、標識、トンネル・カルバート、照明灯の個別施設計画に基づき、予防保全型の点検・補修の実施によりメンテナンスサイクルを構築し、維持管理費の平準化を図りながら、長寿命化を図るとともに、公園施設についても、「堺市公園施設長寿命化計画」に基づき効率的、効果的に公園施設の維持管理を行い、安全・安心を確保します。

近畿大学医学部等の開設を見据え、泉ヶ丘駅前地域については、三原台1丁の交差点改良や歩行者通行の環境整備、田園・三原公園の再整備に着手します。また、泉ヶ丘公園の整備については、大阪府から譲渡を受ける予定の「ビッグバン」との一体的な活用を検討するなど、泉ヶ丘駅前の活性化に取組みます。栂・美木多駅前地域については、駅前の活性化につなげるため、安全・安心で利便性の高い駅の北側及び南側の駅前広場の整備に取り組みます。

平常時、災害時を問わない円滑な交通を確保するため、道路ネットワークの未整備区間の整備や良好な景観の形成も踏まえた無電柱化を進めます。また、南海高野線連続立体交差事業では令和2年度に都市計画決定の手続きを進め、令和3年度に事業着手をめざすとともに、南海本線連続立体交差事業では仮線工事の整備に加え、一部区間の高架工事に着手します。

都市公園の管理運営のあり方について、めざすべき公園の未来や基本方針を定めたパークマネジメント計画を策定します。また、先行モデル事業として、原池公園の公園管理運営事業者を募集するとともに、大仙公園及び金岡公園をはじめとした都市公園での民間活力導入に向けた取組を推進します。

世界遺産登録された百舌鳥・古市古墳群の価値や大仙公園の魅力を示すため、「堺・世界遺産魅力創造ロードマップ」を踏まえ、大仙公園(百舌鳥駅周辺)、JR百舌鳥駅前交通広場や出島百舌鳥線の整備など、来訪者の安全で快適な環境整備を進めます。

「堺市自転車利用環境計画」＜追補版＞重点アクションプランに基づき、安全で快適な魅力ある自転車利用環境の創出のため、民間事業者主導のシェアサイクル実証実験の取組を進め、実施エリアの拡大やサイクルポートの増設などにより自転車通勤、通学等の日常利用や観光をはじめとした自転車利用につなげます。あわせて、「自転車のまち・堺」の認知度向上のため、ソフト・ハード施策を組み合わせて、各局と連携のうえ、取り組んでいきます。