令和6年第3回市議会(定例会)
更新日:2024年10月25日
令和6年第3回市議会(定例会)は、8月20日から9月27日の39日間開かれ、市長から提出された議案30件と議員提出議案5件を論議のうえ、それぞれ可決などをしました。
令和5年度決算
決算の内容
▶一般会計決算
▷歳入・歳出総額ともに、新型コロナの5類感染症移行に伴う国庫支出金と関連経費の減などにより、いずれも前年度から減少
▷実質収支は、72億7000万円で44年連続の黒字となったものの、単年度収支は、3億9000万円の赤字
▶特別会計決算・企業会計決算
実質収支は収支均衡などが図られ、資金余剰額も黒字を確保
▶健全化判断比率など
実質公債費比率は5.4%、将来負担比率は充当可能財源などが将来負担額を上回ったため算定されないなど、早期健全化基準を下回る
▶経常収支比率
前年度から1.5ポイント減少し、100.9%と改善したものの、依然として財政構造が硬直化
市長からの説明
持続可能な財政運営に向けて継続して取り組むことで、本市を取り巻く環境が厳しさを増す中にあっても、市民の皆様がこれからも堺で安心して暮らし続けることができ、将来にも夢と希望が持てる都市であるように力を尽くす。
議員からの意見・要望
▶学校体育館の空調設備への国庫補助をはじめ、書かない窓口の設置やマイナンバーカードのデータ紐づけなど、デジタル庁が行う公共デジタルDXに関する補助金の活用などを求める。
▶各区で進めている駅周辺の再開発などの事業が形になりつつある。間近に迫った大阪・関西万博を好機と捉え、更に強力に大阪府や泉州、南河内などの近隣自治体とも連携し、持続可能な都市へとつなげていくことを求める。
▶能登半島や日向灘の地震発生により、改めて防災・減災対策の重要性、更には、防災面だけでなく、市民生活の安全・安心に資するのかという視点での評価が重要である。
審議結果
最終本会議で賛成多数で認定
令和6年度一般会計補正予算(第2号)
主な予算の内容
▶2025年大阪・関西万博関連事業として、万博会場における催事の実施や万博会場などへの来場者が古墳の魅力を感じられる体験型事業などの実施
▶マイナンバーカードと電子証明書の更新件数増加に伴う臨時窓口の設置
▶戸籍法の改正、戸籍などの記載事項として新たにふり仮名の追加へ対応するための体制構築
議員からの意見・要望
▶これまで堺を知らなかった方に関心を持ってもらい、堺を訪れてもらうきっかけとなるよう、本市が万博会場で実施する催事が魅力的なものとなることを求める。
▶万博会場での催事終了後、本市への誘客にいかにつながったのか、検証をしっかり示していただくよう強く求める。
審議結果
最終本会議で全会一致で可決
意見書
今議会では、次の意見書を可決しました。
可決した意見書は、議会の意思として国会又は関係行政庁に提出します。
▶全会一致
▷性暴力救援センター大阪SACHICOの存続と体制強化を求める意見書
▷慢性閉塞性肺疾患(COPD)の潜在的な患者に対する適切な対応を求める意見書
▷コメの安定供給の確保と便乗値上げを防止する制度の確立を求める意見書
▶賛成多数
▷沖縄県で相次ぐ米軍構成員等による女性への性的暴行事件に関する意見書
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