このページの先頭です

本文ここから

「FX自動売買ツールで必ずもうかる」って本当ですか?

更新日:2024年5月20日

相談内容

ネットで『スマホを使って簡単にできる副業』の情報を見つけた。相手に連絡を取ったところ、SNSでお友達登録するよう指示され、そこで「誰でも放っておくだけで必ずもうかるFX自動売買ツールがある。」と紹介された。お試しでツールを使いシミュレーションしてみると、画面にみるみる利益が出ている旨の表示が出た。「より高額なツールを使用し投資をすれば更にもうけることができる。やり方を教える。」と言われ、180万円を支払いツールを購入。勧められた海外の金融業者に口座を開設し、教えられたとおり取引を始めた。画面上は利益が出ていたので資金を追加、合計500万円ほど投資した。
 
その後、取引を終了し精算しようとすると、「決済が完了していない。完了しないと出金できないので待ってほしい。」「システム障害が発生しているため決済できない。」などとはぐらかされ、そのうち音信不通になった。海外の金融業者とも連絡が取れない。

アドバイス

FX取引とは

国際間で異なる通貨を交換しつつ手形・小切手などにより債権・債務を決済することを外国為替といいます。この際の交換レート(為替レート)の変動に目をつけ通貨自体が投資の対象となっています。
FX取引(外国為替証拠金取引)は、証拠金(保証金)を業者に預け、預けた証拠金の何倍もの額(日本では証拠金の25倍が上限)の外国通貨の取引を行うものです。取引終了の際は、取引開始時と反対の取引(例えば、円をドルに換えた場合にはドルを円に換える)を行い、その差額を損益として清算します(差金決済)
 
簡単な例を挙げると、100万円の証拠金を預け10倍に倍率を設定した場合、このとき1ドル100円なら、10万ドルを購入できます。1ドル105円の時に取引を終了すると50万円の利益になりますが、1ドル95円の時に取引を終了すると50万円の損失が発生します。
そして実際には、このような取引を複数の通貨単位をまたいで連続的に行っていくのです。
 
FX取引は、証拠金以上の取引を行うことができるため、為替レートの急変により少額の出資で大きな利益を得ることも可能ですが、逆に損失が多額となり、証拠金の追加入金を求められることもあります。
日本国内でFX取引を扱う業者は、海外業者を含めて、金融庁に金融商品取引業の登録が必要です。そして登録業者には、勧誘や証拠金の取り扱いなどについて厳しい規制が設けられています。

FXに関する悪質商法・詐欺と対応について

FX取引自体は法律で認められた正当な投資です。
しかし、上記の構造に加えて、目まぐるしく変動する為替相場に対応して売り買いの困難な判断を行う必要があり、資金決済システムも複雑であるため、金融知識を要するハイリスク・ハイリターンな手法と言えます。手数料も多くかかり、必ずもうかるというものではありません。
これに対して「初心者でもソフト任せでカンタンにもうかる。」というセールストークで、”自動売買ツール”といったソフトを販売する手法が悪質商法・詐欺で多用されています。ソフトの操作自体は容易なので自分で取引できている気になりますが、そもそも取引自体が架空なこともあります。
さらに、金融商品取引業者無登録の相手とトラブルになった場合、実態が不明で被害回復が困難です。
 
こうした被害に遭わないためには、金融庁のホームページなどで業者登録の有無やトラブルに関する情報を集め、信頼できる業者であるかどうか十分に確認しましょう。
また、そもそも仕組みをよく理解できない取引に乗り出すことの可否もよくお考えください。
 
困ったことがあれば、お早めに当センターまでご相談ください。

投資でも努力が必要です。楽な儲け話には注意しましょう

このページの作成担当

市民人権局 市民生活部 消費生活センター

電話番号:072-221-7146(相談専用)

ファクス:072-221-2796

〒590-0076 堺市堺区北瓦町2丁4-16 堺富士ビル6階

本文ここまで