通学路の安全確保への取組

　通学路における交通安全の確保への取組として、学校や地域自治会からの要望を受け、堺市建設局および教育委員会事務局、所轄警察署など関係者が合同で現地確認を行った上で、対策内容を検討し、交通安全施設の設置等を順次実施することにより、安全な歩行空間の確保に努めています。

　また、各地域の交通指導員や子どもの安全見守り隊の方々により登下校時の保護・誘導を行うなど、関係者が連携して児童生徒の安全確保に取り組んでいます。

• 防護柵の設置
• 道路区画線の設置
• 路側帯のカラー舗装化（グリーンベルトの設置）
• 注意喚起のための路面標示や電柱への巻き看板の設置

　通学路の交通安全対策をより円滑に行っていくために「堺市通学路交通安全プログラム(H27.10）」を策定しました。本プログラムに基づき、関係機関が連携して、児童生徒が安全に通学できるように通学路の安全確保を図ります。

　児童生徒の安全・安心な通学路環境を整えるための情報を「通学路の交通安全対策ハンドブック」にまとめました。保護者・PTA、地域自治会、学校等、通学路の安全に関わる全ての方々に参考にしていただける内容となっています。

　道路等通報システム（堺市建設局LINE）から本市の管理する道路、公園に加え、「通学路」の損傷情報もLINEのチャット上で簡単に通報可能となりました。市民から「LINE」を通じてスマートフォン等から「通学路の損傷」の情報提供をいただき、より迅速な児童生徒の安全・安心な通学路環境の整備に努めます。

　学校や地域自治会からの要望を受け、堺市建設局および教育委員会事務局、所轄警察署など関係者が合同で現地立会を行い、対策内容の検討、対策の実施を順次進めています。

　令和3年6月、下校中の児童の列にトラックが突っ込み、5人が死傷する痛ましい事故が発生しました。これを受けて、文部科学省・国土交通省・警察庁の連名で通学路における合同点検の実施についての通達があり、本市では、各小学校より292箇所の危険箇所をリストアップし、文部科学省が示す次の3つの観点に着目して、教育委員会事務局（学校関係者を含む）、建設局、所轄警察署、地域自治会による合同点検を実施しました。

【文部科学省が示す3つの観点】
（1）見通しのよい道路や幹線道路の抜け道になっている道路など車の速度が上がりやすい箇所、大型車の進入が多い箇所
（2）過去に事故に至らなくてもヒヤリハット事例があった箇所
（3）保護者、見守り活動者、地域住民等から市町村への改善要請があった箇所

　上記の観点を踏まえた合同点検・協議の結果、安全対策必要箇所を332箇所を抽出しました。
　令和5年12月末時点で、この332箇所へのハードおよびソフトの安全対策は完了しています。

【対策実施担当及び対策箇所数】　　
〇教育委員会（学校）で対策・・・12箇所（登下校指導、安全教育の実施）
〇建設局で対策・・・174箇所（路面標示や外側線及びグリーンベルト、防護柵、車止め、電柱巻き看板の設置など）
〇警察で対策・・・146箇所（横断歩道や一時停止線の更新、交通規制や交通指導、取締りの実施など）

安全対策の取組状況の詳細は、下記の取組状況一覧（ダウンロードファイル）をご覧ください。

　平成24年度、全国で登下校中の児童生徒が死傷する事故が発生したことを受けて、建設局、教育委員会事務局、小学校、所轄警察署、地域自治会等の関係者が連携して通学路の緊急合同点検を実施しました。対策必要箇所を抽出し、注意喚起の路面標示やグリーンベルトの設置等の安全対策が完了しました。

　安全対策の取組み状況の詳細は、下記の取組状況一覧表（ダウンロードファイル）をご覧ください。

■通学路について　　
堺市教育委員会事務局学校管理部学務課　電話番号072-228-7485
■対策内容等について
堺市建設局サイクルシティ推進部自転車企画推進課（交通安全担当）　電話番号072-228-7636
　　　　　土木部土木監理課　電話番号072-228-7416