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マンション特有のリスクを知ろう

更新日:2024年3月26日

一般的にマンションは、鉄筋コンクリートなどの構造から、木造家屋に比べて防火性能や耐震性能が優れているといえます。
一方で、マンション特有のリスクもあり、各家庭の特徴に合わせた備えが大切です。

マンションでの被害の特徴

大きな揺れ

高層階ほど大きく、長く揺れます。長周期地震動が発生すると地震が終息した後も建物の揺れが続き、家具の転倒や移動、ガラスの飛散のリスクが高まる可能性があります。

エレベーターの停止

最近のエレベーターは地震時管制運転システムにより、揺れを感知すると自動的に最寄りの階に停止し扉を開放する仕組みになっています。しかし、感知した揺れが大きかった場合には、技術者による点検が済むまでエレベーターは動きません。大きな地震が発生した場合には、数日間停止することも考えられます。
なお、旧式のエレベーターだと、必ずしも地震時管制運転システムが設置されていない場合がありますので、お住まいのマンションのエレベーターを確認しましょう。

エレベーターが止まったら

  • 地震時の安全装置が付いているか事前に確認しておきましょう。

(地震を感知した場合、自動的に最寄りの階に停止、自動(手動の場合も)で扉が開きます)

  • エレベーターに乗っているときに地震が起きたら、全ての階のボタンを押し、停まった階で速やかに降りましょう。

エレベーターに閉じ込められてしまったら

閉じ込められてしまったら、「非常電話」ボタンを押し、エレベーターの外にいる人に状況を伝え、救助を待ちましょう。

簡易トイレ等を備えておける防災キャビネットを備えましょう!

ライフラインの停止

ライフラインが停止すると、エレベーターのほか、照明、空調、水道、トイレ、風呂などの設備が使えなくなり、被災後の日常生活に大きな影響を与えます。そして、エレベーターの復旧に長期間を要するとなれば、その間の移動は階段に頼らざるを得ず、特に高層階の多くの住民にとって住居からの出入りが困難になる「高層難民」になるとみられています。

停電の影響で

貯水槽を利用し給水するマンションでは、ポンプが作動しなくなり、断水状態になるほか、機械式駐車場は稼働しなくなり車が出入庫できません。

「マイコンメーター」の操作方法を確認しておきましょう

  • 震度5以上の強い揺れやガス漏れを検知すると、自動的に供給を停止する「マイコンメーター」が設置されています。操作方法を確認しておきましょう。
  • ガスが使用できる状態で、赤ランプが点滅している場合はガス漏れの疑いがあることを覚えておきましょう。

マイコンメーターの復帰方法
(1)ガス器具を止める
(2)復帰ボタンのキャップを外す
(3)復帰ボタンをゆっくり押す
(4)ガスを使わずに3分待つ
(5)点滅が消えればガスの使用可能
※操作を行っても復帰しない場合はまだ供給が停止しています。供給再開後にあらためて操作を行ってください。

配管・排水管の破損

東日本大震災では、配管・排水管の損傷に気づかずに上層階の住民がトイレを使用し汚水を流したことで、下層階で逆流し溢れ出して大きな被害になったケースが多数発生しました。
大地震の際は、設備の安全点検が終わるまで、携帯用トイレや簡易トイレなどの代用を考えましょう。

どこかに助けを求めている人が

マンションには、多くの方が居住しており、災害時に自分や家族だけでは身を守ったり、避難などの行動がとれない障害のある方や高齢者の方なども住んでいます。

内水氾濫による被害が

「内水氾濫」とは、下水道等の排水施設の能力を超えた雨が降ったときや、雨水の排水先の河川の水位が高くなったときに、雨水が排水できなくなり浸水する現象です。
内水氾濫については、敷地内、建物内の一部の浸水が発生しても、建物の上階に避難すれば安全を確保することができます。20センチメートル程度の推進でも、水の流れによっては歩行が困難となります。
突発的な集中豪雨等は事前の予測が困難であるため、避難所は開設されていない可能性が高いので市からの防災情報に注意しましょう。

浸水により停電が長期化

マンションであっても低層階の住戸や半地下の住戸、道路より下がっているエントランスなどは浸水の可能性があります。また、地下に電気設備等がある建物は、浸水により、停電が長期化することもあります。

マンションの注意点

マンションでは、多くの人たちがいっしょに暮らしているので、戸建てとは違った防災対策が求められます。

通路・非常口・非常階段

いざというとき安全に避難できるように、通路・非常口・非常階段といった共用部分に通行の妨げになるようなものを置かないようにしましょう。

ベランダ

ベランダの避難ハッチと避難はしごの使用方法を確認しておきましょう。
また、隣戸と隔て板やハッチをふさぐようなものは置かないようにしましょう。

管理組合からの連絡

防災設備の点検や防災訓練のお知らせなど、管理組合からの連絡には日ごろから注意しましょう。

高層階の備蓄品

高層階の場合、大地震でエレベーターが停止すると物資の持ち運びが困難になるので、備蓄品は多めに用意しておきましょう。

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