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健康食品を利用するときに確認したいポイント

更新日:2024年5月22日

健康食品とは

 私たちが口からとるものは、『食品』と『医薬品』(医薬部外品を含む)に分けられます。健康の維持や増進の効果をうたった健康食品は『食品』に分類されます。
 様々な健康食品が市場にありますが、本来、健康の維持・増進の基本は、『栄養バランスのとれた食事、適度な運動、十分な休養』です。安易に健康食品で栄養の偏りや生活の乱れを解決しようとせず、食事、運動、休養の質を高めるための補助的なものとして、健康食品を上手に利用することが重要です。
 このページでは、健康食品を理解し、利用する際の注意すべきポイントを紹介します。

健康食品5つの問題

健康食品で病気が治る?

 錠剤・カプセル状の製品(いわゆるサプリメント)は、薬のように見えますが、『食品』であり、病気を治す効果、防ぐ効果はありません。

天然・自然由来のものが原料なら安全?

 天然・自然由来の毒素は無数にあります。天然・自然由来の食品でも、健康食品として使用する場合は、普段の食べ方とは異なるため、食品では予期しないような影響が出ることがあります。

専門家の研究結果と同じ効果がある?

 有効性の試験は特定の条件下で行われています。人が食べたときに必ずしも、誰でも同じ効果が出るとは限りません。

体験談は信用できる?

 体験談は、利用者の感想にすぎません。宣伝のために都合の良い内容のみ編集して掲載されている場合もあります。

一時的な体調不良は効果の証拠?

 「好転反応」と呼ばれる、体調が良くなる過程で、一時的に体調が悪くなるような症状が出ることは、健康食品では起こらないとされています。

健康食品を利用するときに確認したい7つのポイント

1. サプリメントは過剰摂取になりがちです。

 健康食品には摂取目安量があります。自己判断で指定の量以上を取ると、健康被害を受ける場合がありますので、目安量を守りましょう。
 味・香り・容積が備わった通常の食品形状の製品の方が、過剰摂取になりにくいです。

2. 自分自身で製品中に含まれている成分の安全性と有効性に関する情報を調べてみましょう。

 広告のキャッチコピーや利用者の体験談でなく、国立健康・栄養研究所のウェブサイトなど、健康食品の安全性・有効性に関する信頼できる情報源で調べましょう。

3. 友人・知人から得た情報は、その情報源をたどってみましょう。

 販売業者の宣伝に過ぎない内容ではないか、正確な情報かを確かめましょう。
 宣伝・広告は一部の効果が強調されている場合があります。その他、通信販売等の場合、契約上の注意事項が目立たないように記載されている可能性もありますので、注意が必要です。

4. 製品の品質等を確認するための情報を確認しましょう。

 製品中の個別成分の含有量、製造者や問合せ先が明記してあることを確認しましょう。
 多くの重要な情報を記載しているため、表示が小さくなってしまうことがありますが、パッケージには、販売者等の情報が表示されています。知りたいことがあれば、その販売者のお客様相談センター等に連絡して確認するようにしましょう。

5. サプリメントを複数利用しないようにしましょう。

 思わぬ健康被害を受けることがあります。医薬品的な効果を期待して利用しないようにしましょう。
 健康食品の相互作用については、ほとんど分かっていません。複数の製品を一度に使用していると、体調不良を覚えた場合、どの健康食品が原因なのか分からなくなります。

6. 不調を感じたら必ず医師・薬剤師などの専門家に相談しましょう。

 お薬手帳のように、健康食品の利用状況を記録し、自分自身で体調によい効果があるかどうかを把握しましょう。【外部リンク】健康食品手帳の例(消費者庁ホームページ)
 自己判断での医薬品との併用も避けましょう。医薬品と同じ成分を二重に取ることになる場合や、医薬品の作用を邪魔する成分を取ることになる場合があります。

7. 効果が同様の製品と比べてみましょう。

 高価な製品ほど効果があるとは限りません。
 医薬品のように病気を治す効果をうたっている製品の中には、医薬品成分が違法に入っていることがあります。食品とは思えないほど効果が強い製品には、注意しましょう。

参考情報

 このページは、消費者庁の健康食品についてのページを参考に作成しています。詳細は同庁のホームページをご確認ください。

このページの作成担当

健康福祉局 保健所 食品衛生課

電話番号:072-222-9925

ファクス:072-222-1406

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館6階

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