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スズメバチ

更新日:2023年9月21日

市では原則としてハチの駆除は行っておらず、駆除の必要がある場合は、巣がある場所の管理者が対処することになります。

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スズメバチにご注意!!刺激をあたえないで下さい!

スズメバチの画像1

スズメバチは巣を守る本能が発達しているため、巣に近づくと相手を威嚇します。巣は目立たない場合が多いので、営巣しやすい場所や活動時期などを知り不用意に巣に近づかないようにしましょう。

どんな種類がいるの?どんな場所に巣をつくるの?

 堺市内で圧倒的に多く見られるのはコガタスズメバチで他にはオオスズメバチ・モンスズメバチ・ヒメスズメバチも見られ、すべての種類を含めての体長は約3から4センチメートルです。
 種類によって営巣場所や巣の形状に様々な特徴がありますので次にご紹介します。

コガタスズメバチ ・・・ 樹木や軒下などに営巣

 樹木への営巣が最も多く他には家屋などの軒下への営巣もよく見られます。初期はトックリを逆さにしたような形ですが、だんだんと大きくなるにつれてボール状へと変化します。出入口は1ヶ所で内部には数層の巣盤があり、巣の全体は外皮でおおわれています。

トックリのくちのようになっているところが出入口です。

中央に見える穴が出入口です。

オオスズメバチ ・・・ 土中に営巣

 比較的大きな木の根っこ部分に出来た空洞などの土中へ営巣します。写真は土中を断面から見た状態で複数の層が巣盤です。地表にはハチが出入り出来るくらいの穴がありますがほとんど目立たず、ハチが頻繁に出入りしているのを目撃し初めて巣があることがわかります。

モンスズメバチ ・・・ 屋根裏や樹洞・軒下などに営巣

 閉鎖的な屋根裏への営巣が多く、他には木の幹の空洞や家屋の軒下などへの営巣も見られます。巣の下方部が開放されていて巣盤が露出しており、まるで釣り鐘のような形をしています。

ヒメスズメバチ ・・・ 隙間や空洞に営巣

 戸袋への営巣が多く見られ、他には部分的に破損した壁の内部・床下・換気扇の排気口など、ちょっとした隙間や空洞に小規模な巣を作ります。

年間を通してどんな生活をしているの?

5月頃 本格的な活動はこの時期から始まります。越冬から覚めた女王バチが1匹で巣を作り始め、やがて産卵も始めます。
6月頃 働きバチが数匹生まれ、女王バチは産卵、働きバチは巣作りに専念するようになります。
7月から10月頃
(最盛期)
巣の大きさや働きバチの数がピークとなり、活動が極めて活発になります。
11月頃 新女王バチとオスバチがそれぞれ数匹生まれ交尾を始めます。働きバチを含め活動はどんどんおだやかになります。
12月から3月頃
(越冬期)
新女王バチのみが越冬に入り(巣以外の場所で朽木の隙間など)、その他の旧女王バチ・働きバチ・オスバチはすべて死に絶えてしまいます。巣は1年限りで中は空になり翌年は同じ巣を使うことはありません。
4月頃 気温が上昇するにつれて新女王バチが越冬から覚め、樹液などの水分をとりながら巣作りの準備を始めます。

被害を防ぐには?

9月から10月頃にかけては特にスズメバチの活動が活発になるため、下記の注意が必要です。

【1】巣を発見しても石をぶつけたり棒でつついたりといったいたずらをしないでください。
【2】山林や緑地公園などでは、むやみに木々の茂っている所へ立入らないようにし、山道・遊歩道を利用してください。
【3】庭木への営巣も考えられます。もし巣がある場合、好天の日などはスズメバチが頻繁に出入しますので水やりや剪定の際には十分に確認してください。
【4】万一の被害をやわらげるためにも、なるべく肌の露出を無くすような服装を心がけてください。

刺された時の処置は?

【1】刺された部位を毒を絞り出すようにつまみ、水道水などで流しながら冷やしてください。
【2】抗ヒスタミン軟膏を塗ると比較的早く痛みがやわらぎます。
【3】ハチの毒に過敏な体質の人や、全身の脱力感や発熱・めまい・どうき・吐き気などの症状が出たときは、必ず医師の診断を受けてください。

益虫的な面もあります。ご理解下さい!

 スズメバチは様々な昆虫などを餌としていますがケムシやカメムシといった多くの害虫も含まれ、活動期のほぼ毎日休みなく続く働きバチ達の「狩り」は私たちの生活環境の中で重要な役割を果たしています。高所への営巣など日常生活への影響が極めて少ない場合は刺激したりせずにそっとしておいてください。

駆除については

 市では原則として、ハチの駆除は行っておらず、駆除の必要がある場合は、巣がある場所の管理者が対処することになります。
 スズメバチについては自らの駆除は危険を伴いますので、専門の駆除業者に依頼してください。(費用は自己負担です)
 スズメバチは種類や季節によって対処方法が異なりますので、生活衛生センターにご相談ください。

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健康福祉局 保健所 生活衛生センター

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ファクス:072-291-6465

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