2019年 第12週(平成31年3月18日から平成31年3月24日):堺市
更新日:2022年7月15日
報告定点数 小児科定点(19) インフルエンザ定点(29) 眼科定点(5) 基幹定点(2)
今週のトピックス
「インフルエンザ 減少続く」
2019年第12週の小児科及び眼科定点把握感染症は前週比26.8%減の134例の報告があった。報告の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症の順である。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ3.05、2.42、0.68であった。
感染性胃腸炎(警報レベル開始基準値:20、注意報レベル基準値なし)は16%減の58例の報告で、北・東・美原区4.50、堺区/中区3.00、西区2.75であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報レベル開始基準値:8、注意報レベル基準値なし)は23%減の46例の報告で、堺区5.00、北・東・美原区2.50、西区2.25である。
RSウイルス感染症(警報レベル開始基準値、注意報レベル基準値ともになし)は28%減の13例の報告で、中区1.50、北・東・美原区1.00であった。堺市内では減少が続いているが、大阪府内では8%増加し、定点あたり報告数は1.24であった。大阪府内では第6週以降増加が続いており、今後の動向に注意を要する。
インフルエンザ(警報レベル開始基準値:30、警報レベル終息基準値:10)は15%減の40例(定点当たり報告数1.38)で、西区2.00、北・東・美原区1.40であった。大阪府内でも10%減で、定点当たり報告数が1.66となった。減少が続いているが、依然として流行は終息しておらず、感染予防のため、手洗い、マスク着用、咳(せき)エチケットなど、一人一人が「かからない」、「うつさない」対策が重要である。
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区ごとの「患者発生数」・「上位3疾患グラフ」・「定点あたりの患者発生状況グラフ」
患者発生数
定点 科別 |
疾患別 | 北・東・美原区 | 堺区 | 西区 | 中区 | 南区 | 合計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
小児科 内科 |
インフルエンザ | 14 | 4 | 14 | 3 | 5 | 40 | ||
小児科 | RSウイルス感染症 | 6 | 2 | 2 | 3 | 0 | 13 | ||
咽頭結膜熱 | 1 | 2 | 1 | 0 | 1 | 5 | |||
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 |
15 | 15 | 9 | 4 | 3 | 46 | |||
感染性胃腸炎 | 27 | 9 | 11 | 6 | 5 | 58 | |||
水痘 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |||
手足口病 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | |||
伝染性紅斑 | 1 | 1 | 3 | 1 | 0 | 6 | |||
突発性発しん | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | |||
ヘルパンギーナ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
流行性耳下腺炎 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | |||
眼科 | 急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
流行性角結膜炎 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | |||
合計 | 51 | 31 | 28 | 14 | 10 | 134 |
※合計はインフルエンザを除く小児科・眼科を加算した数値です。
「上位3疾患グラフ」
(グラフの数字は、定点あたりの患者数(患者数/協力医療機関数))