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黒姫山古墳の出土遺物と出土状況 (2)埴輪

更新日:2013年3月27日

 円筒埴輪列は上段が墳丘最上部の平坦面に、段の端から2メートル内側に立てられ、この埴輪列の外側(約40センチメートル)に3.6から4メートル間隔で朱を塗った蓋形きぬがさがた埴輪が台の部分を完全に埋められ配置され、下段も同様に墳丘の第1段目の平坦面にめぐらされていました。また、後円部の主体部があったと思われるところには、ゆぎたて・蓋・短甲・家などの形象埴輪けいしょうはにわが二重になって方形に配置されていたことが出土した埴輪片でわかっています。築造当時には、約360本の円筒埴輪、約42本の蓋形埴輪が上段に、下段では約660本の円筒埴輪、他に造出しに二重にめぐるとすると総数約1,100本あまりの円筒埴輪が使用されていたと考えられています。
 出土した円筒埴輪は、細砂が混じった胎土たいどで、外面の調整は工具で短い横向きのハケメ(B種ヨコハケ)を施しています。高さ80センチメートル前後、口径40センチメートル前後、底部径30センチメートル前後で台形突帯だいけいとったいを6条持つものが多いようです。スカシ孔はすべて円形で3段目と5段目に2つずつ開けられています。1点のみ小さい三角形スカシあなが6段目に開くものを確認しています。埴輪には、黒斑こくはん(黒ずんだ焼きムラ)がみられないことから、野焼きではなくかま(窖窯あながま)で焼かれたものと思われます。また、鹿などの線刻せんこくが施されたものや須恵質すえしつのものが何点かみられます。

 遺物については、当館に保管される以前に不明なものや未整理のものも多く、今後の整理・分類・調査・研究・公開が課題となっています。

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