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(2021年11月27日)「みんなの絵灯ろう万灯絵2021」を訪ねて

更新日:2022年3月10日

3000の光の夜

 

 

霜月の暮れ、ゆるやかな坂をのぼって大仙公園に向かいました。

 

とっぷりと墨をおとしたような暗闇の足元に、

ぽっと明かりが見えました。

 

いくつものゆらめく小さな光は、息をのむ美しさです。

 

「みんなの絵灯ろう万灯絵2021」は、こどもや市民、アーティストなどが絵を描き

灯ろうにして展示しているもので、3000あまりの作品が灯っていました。

 

ちいさなこどもが、家族をともない「ぼくの絵どこかな」と

しゃがんでいます。

 

ゆっくりゆっくり、ひとつひとつの絵を確認しながら歩いている人の姿。

 

たまたま通りすぎた人が歓声をあげながら、近づいてきます。

 

ひとつひとつの灯ろうの光が、

人生のようにも見え、

地球の声のようにも見え、

時間の花のようにも見えました。

 

一晩灯るひかりは、しんと冷える夜を

特別な夜に変えています。

 

この公園には歴史が息づいています。

古の人々も霜月の夜を歩いたのでしょうか。

その頃は、もっと暗い夜道だったのでしょうか。

うっかり転んだり、あるいは物思いにふけっていたのでしょうか。

 

灯ろうをよく見ると、転倒しないよう工夫が施され、

簡素にシンプルに作成されているものでした。

 

準備に関わった人たちの工夫とご苦労があっての

この一夜です。

晴れてよかった、と思いながら、

なんども振りかえりながら、公園をでて、坂をくだりました。

 

駅前のお店にはいって暖まろうと暖簾をくぐると、

髪型が古墳のかたちに染めている店員さんがいました。

 

2021年11月27日

 

プログラム・ディレクター 上田假奈代

このページの作成担当

文化観光局 文化部 文化課

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ファクス:072-228-8174

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