第1回歴史的なまちなみ勉強会(平成25年3月16日(土曜))
更新日:2014年6月6日
平成25年3月16日(土曜)、堺市立町家歴史館山口家住宅において第1回歴史的なまちなみ勉強会を行いました。
勉強会では、堺市から、環濠都市の成り立ちのほか、大正時代の写真を用いたまちなみの説明、堺環濠都市北部地域における町家の現存状況(約260棟が現存)、現在の写真を用いたまちなみの現状について報告した後、歴史的なまちなみの再生や保全について、参加者(35人)による意見交換を行いました。
第1回歴史的なまちなみ勉強会開催案内ちらし(PDF:117KB)
資料(大正時代のまちなみの写真など)(PDF:3,922KB)
活発な意見交換
意見交換では、参加者から、まちなみや町家に関する意見のほか、様々な意見をお聞きすることができました。主な意見は以下のとおりです。
町家、まちなみに関する意見について
- 町家を維持していくには、住み続けてくれる後継ぎが必要。まちなみを残すには、個人任せでは難しい。何か対策が必要。
- 住民の意識が大事。世代交代は大きな出来事。所有者が変わることで、まちなみも変わる。
- 町家を持っている人が売ってしまえば、不動産屋が入ってきて、まちなみどころではなくなる。
- 大きな地震で、家がつぶれるのが心配。
- 町家改修に対する補助についても考えて欲しい。
- 家に愛着はあるが、財産分与で大きな敷地の家でも、一旦壊して、更地にせざるを得ない。
- これだけまとまった歴史的な地域について、住民も誇りにしたいと思っている。この地域に住んでいることを誇りに思うことができ、それが継続していける形が出来れば良い。
その他の意見について
- 駐車場の整備が必要。
- まちなみについてのPRや、七道駅への案内所の設置などが必要。
- 一般の人が、行ってみたいと思うようなイベントをやって欲しい。
- お寺はどこも見学できない。年中開放して、自由に入れるようにすべき。
- 地場産業じゃなくても、駅周辺のお店屋さんが載っているマップが駅に置いてあれば良い。
引き続き第2回歴史的なまちなみ勉強会を開催
意見交換では、改修への補助、世代交代によるまちなみの変化など、町家やまちなみの保存に関する悩みもありました。これは、堺だけではなく、歴史的なまちなみが残る地域に共通のことです。
歴史的なまちなみの再生や保全に向けて、引き続き第2回勉強会を開催したいと締めくくり、第1回勉強会を終了しました。
なお、勉強会で配布した「意見記入用紙」には、「まちなみについて考えることは良いことだ」、「第2回も参加したい」などの意見がありました。
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