包括連携協定を締結しました

堺市と南海電気鉄道株式会社（本社：大阪府大阪市）は、相互に連携を強化し、堺市がめざす「未来を創るイノベーティブ都市」の実現や南海電鉄がめざす「選ばれる沿線」の実現に向けた取組を着実に進め、地域の持続的な発展を図るため、包括連携協定を締結しました。

○締結日　令和5年12月1日

○連携の内容
（1）地域公共交通のリ・デザインの推進
（2）沿線地域の活性化と魅力向上
（3）安心して暮らし続けられる沿線の整備

堺市と南海電気鉄道株式会社との包括連携協定書(PDF:110KB)
南海電気鉄道株式会社との主な取組(PDF:1,008KB)

○市長のコメント
　この度の南海電気鉄道株式会社様との包括連携協定締結をとても嬉しく思います。
　南海電気鉄道株式会社様とグループ会社の皆様により提供される多様なサービスは、堺市民の生活や市内事業者の活動において欠かすことのできないものであり、これまでも両者の間では多岐にわたる連携を行ってきました。
　現在、堺市では各地域の魅力や可能性を最大限に発揮することにより、市民の皆様がこれからも堺で安心して暮らし続けることができ、将来にも夢と希望を感じていただけるように取組を進めています。
　また、2025年には「大阪・関西万博」の開催、2031年にはなにわ筋線の開通など重要なタイミングを迎えます。
　包括連携協定の締結を機に、南海電気鉄道株式会社様がめざす「選ばれる沿線」や堺市がめざす「未来を創るイノベーティブ都市」、そして共通の目的である「地域の持続的な発展」に向けて、一層連携を強化して臨みます。

○遠北代表取締役会長兼CEOのコメント
　堺市には、当社・グループ3線で全駅の約20％となる19の鉄道駅を有し、約40万人ものお客さまに日々ご利用いただいております。加えて、阪堺電気軌道と南海バス路線が縦横に走り、当社グループの根幹である公共交通事業において非常に重要な都市です。また、魅力的な伝統文化、産業、観光資源が集積しており、堺市の定住人口、交流人口を増加させることは、当社グループにとって重要な課題です。
　当社では、2024年度を最終年度とする中期経営計画“共創140計画”において、地域の社会課題解決と持続的成長のために「総合モビリティ事業」に進化していくこと、「地域共創型まちづくりによる地域活性化」に取り組むことを目標としております。
　今回の包括連携協定締結により、現在取り組んでいる鉄道事業、バス事業、まちづくり事業だけでなく、新しいモビリティの開発といったものを総合的に行い、堺市の皆様が安全・安心・便利に暮らせるよう、堺市様と共に努力をしていきたいと思います。
　また、増加するインバウンド客へのおもてなしや、環境保全、CO2削減といった課題へも真剣に対応しつつ、選ばれる沿線、選ばれる企業をめざします。