株式会社浪速工作所

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浪速工作所は、創業70年を超え、3000種以上の新製品を生み出してきた、プラスチック製品の金型、金属設備の製造販売を行う中小企業です。
同分野でトップレベルの技術をもとに新商品を次々生み出し、開発した商品を単体で売るのではなくビジネスモデルも提示しながら販路開拓に取り組んでいます。

缶詰を小ロットで作ることができる「CANメーカー」という装置を開発、販売しています。
その地域で地元食材や特産品を使った缶詰を作る場合、最小ロットは3万個と言われており、今までの缶詰製造装置は1億円もするような機械しかありませんでした。
浪速工作所の「CANメーカー」は、地元でとれた食材をその場ですぐに少量で缶詰にすることができます。
この製品を地域活性化につながるビジネスモデルを提案しながら販売することで、地域で小さな居酒屋を経営していた方が缶詰工場を立ち上げたことで、1年で年商を3倍に事業を拡大することができました。

2018年堺市が実施した第二創業「さかいセカンドスタートアップ」の事業に参加し、堺市ものづくり企業の若手経営者とネットワークを築くことができ、その時に知り合った5社で新商品を開発まで至りました。
また、2021年堺市、S-Cubeが実施したスタートアップ実証推進事業では、AI事業を展開しているスタートアップとの協業で、既存の工作機械に振動センサを取り付けるだけで加工条件の可視化や刃物の破損検出を実現するIoTサービスの実証に取り組みました。
この実証事業の結果、翌年にはIoTサービス「振動大臣」をリリースすることができ、生産性向上に取り組む現場課題の解決につなげることができました。