「利晶」という名称を市の観光ブランドとしてもっと利活用してください
更新日:2024年8月15日
市民の声
大阪初芝学園が利晶学園という名称に変更を発表しました。本来堺市がもっとこの「利晶」という名称を観光ブランドとして利活用すべきところ、このような民間業者が名称に利用する事態となってしまいました。
「利晶」という名称を堺の観光ブランドとして推進していく意向はあるのでしょうか。「利晶の杜」自体も閑散としていると聞きましたので、テコ入れも必要ではないでしょうか。「利晶の杜」の向かい側の大町団地だった場所もマンションが出来ると言います。
なぜ堺市はこの歴史的な場所を一体となって開発して観光資源化しないのでしょうか。非常にもったいないと思います。
市の考え方
令和5年度、学校法人大阪初芝学園から本市に対し学園名を利晶学園とすること及びそれに伴い初芝立命館中学校・高等学校の名称を変更することについて、市有施設であるさかい利晶の杜と「利晶」の部分が同じとなることから、相談がありました。
本市としては、商標権を取得している「さかい利晶の杜」に対する権利侵害の観点や市有施設と類似の名称を学校法人が使用することについての影響等を考慮し、慎重に判断を行いました。
大阪初芝学園が茶道裏千家と協力し、授業、課外活動、社会講座等によって、茶道を通じて日本文化の教育・普及を行ってきたこと、今後も堺の歴史と伝統を繋いでいきたいとの思いで学園等の名称変更を行うといった意向であることを踏まえた上で、学園の名称に利晶が付くことにより、堺の茶の湯文化の発信及び振興に繋がることや、学園の活動により、さかい利晶の杜の認知度向上や堺の歴史文化の振興に繋がることなどの効果が期待されると考え、問題ないと判断したものです。
さかい利晶の杜は、千利休、与謝野晶子の生涯や人物像などを通して堺の特色ある歴史文化の魅力を広く発信する本市の文化観光の拠点施設として非常に重要な施設であり、「利晶」という言葉も同様に重要です。堺市基本計画2025においても、「中世から近世にかけて環濠都市が形成された環濠エリアについて、さかい利晶の杜を中心として、千利休や与謝野晶子など先人たちの歴史資源を活かした観光誘客に資する取組を促進すること」としています。
令和5年3月からは、本市、さかい利晶の杜指定管理者、梅の花との3者で協議を行い、梅の花さかい利晶の杜店のオリジナルメニューとして、「堺の歴史を味わう」をコンセプトに、千利休と与謝野晶子にちなんだ料理で構成された会席料理を「利晶」と名付け、販売しています。
今後も引き続き、さかい利晶の杜を通じて堺の歴史文化を市内外へ発信し、観光誘客に向けた取組を実施します。
【参考資料】堺市基本計画2025
https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/gyosei/shishin/shisei/kihonkeikaku/kihonkeikaku2025.html
受付日
令和6年7月1日
担当局部課(お問い合わせ先)
文化観光局観光部観光推進課
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ファクス:072-228-7342
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