避難所運営での女性職員の配置について教えてください
更新日:2024年3月29日
市民の声
令和6年能登半島地震の避難所のニュースを見ていると、医療系の被災地派遣に女性はいますが、避難所の応援には女性がいない気がします。
女性ならではの問題などもニュースになっていますし、女性職員は派遣されているのですか。
実際に堺市が被災した場合も同じ状況になるはずです。
避難所を運営する時の女性職員の配置や安全対策などを教えてください。
市の考え方
本市では、令和6年能登半島地震に伴い石川県輪島市へ職員を派遣し、避難所運営支援を行っています。
輪島市では大規模な建物倒壊や断水、停電等の被害がある中、多くの旅館やホテルなどが被災し、避難所運営支援に従事する男女別での拠点スペースが確保できなかった間は、男性のみの派遣に限定していました。
その後、派遣先の環境が一定整ったことから、令和6年2月23日に出発した派遣チームから女性職員が参加しています。
なお、本市が支援する輪島市内の2か所の避難所では、女性を含む輪島市職員や地域の皆様が連携・協力し、性別によるニーズの違いや多様性に配慮した避難所運営が行われています。
一方、本市から別途派遣している被害状況や現地のニーズを収集する職員(災害対策現地情報連絡員)については、拠点スペースが確保できたことで令和6年1月6日には初の女性職員を派遣しています。このことで、女性の避難者への聴き取りを行い、避難所環境の更なる改善にも取り組みました。
具体的には、ピクトグラムを用いた各種サインをトイレや物品配布場所等へ掲示するなど、施設の用途が誰にでも分かりすい表示を行っています。
また、トイレ付近に照明を設置し、避難者に防犯ブザーを配布するなど安全対策を行い、誰でも安心して避難生活を送れるよう工夫を行っています。
なお、本市内で発災した場合も同様に、多様性への配慮や安全性を確保した避難所運営に努めるよう、堺市地域防災計画やマニュアルで定めています。
今後も市職員への研修や校区自主防災組織などとの連携を通じて、共助による避難所運営に向けた取組を進めます。
受付日
令和6年1月22日
担当局部課(お問い合わせ先)
危機管理室危機管理課
電話番号:072-228-7605
ファクス:072-222-7339
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館3階
