公共工事の入札について

更新日：2021年10月29日

市民の声

1.入札公告において、舗装工事が施工点在となっています。場所も離れていますし、製品のロット数は影響しない工事です。本来であれば、それぞれ単独の工事になるのではないのでしょうか。このような発注になると、一部の建設会社の受注機会が減ること、恣意的にランク上位業者に発注することにつながると思います。
2.数年前より堺市発注工事の状況をみています。ペーパー会社のような施工監理ができない業者の受注、現場での下請け丸投げ状況が確認されます。契約時点で施工監理が必ずできる会社に絞ることはできないのでしょうか。契約や工事検査をされている部署はもっと真剣にこのような問題をなくすよう取り組んでください。建設業法違反も見過ごされていると思います。

市の考え方

1.ご指摘のありました工事については、公共事業の効率的執行により、コスト縮減を図れるよう適切なロットとすることを目的に、施工箇所が点在する工事として発注したものです。
　舗装工事など、施工時期や受注機会の確保に配慮しつつ、適切にロットなどを設定した発注を、今後も引き続き行っていきます。
2.現場における施工体制は、契約後に成立するものであるため、契約時点においては施工管理の確認を行うことができません。このため、建設局では契約後、工事着手にあたり、受注者から施工体制台帳の提出を受け、当該工事における管理体制の把握を行っています。
　また、施工中においては、施工体制台帳や工事関係書類による確認のほか、施工中の施工体制一斉点検を毎年行っており、一括下請負（丸投げ）等、建設業法違反となる事象がある場合は、現場で是正指示や、必要に応じて建設業許可の監督官庁に通知を行うなど、厳正に対処しております。
　今後も引き続き不適切な事態が発生することがないよう、対策を行っていきます。