委託業者からの電話によるがん検診の案内について

更新日：2021年4月30日

市民の声

　先日、堺市の委託業者から、がん検診受診の案内を電話で受けました。
　電話を使用した詐欺事件がこれだけ騒がれている中、個人のプライバシーに関する内容について電話で案内をすることは、適切なのでしょうか。そういう前例を作ることによって、実際に詐欺が疑われる電話を受けた際の対応に影響を及ぼすのではないでしょうか。
　案内は電話ではなく、郵送にすべきと思います。

市の考え方

　現在、2人に1人の方ががんになり、3人に1人の方ががんで亡くなっています。本市では、1人でも多くの市民のみなさまにがん検診を受診していただき、がんの早期発見、早期治療に繋げるため、広報さかいでの啓発や受診勧奨の実施に取り組んでいます。
　国は、がん検診の受診率向上対策のもっとも効果的な手法として、従来のコール（受診勧奨）の後に、再度の勧奨をお勧めするリコール（再勧奨）を推奨しております。
　本市では、国の推奨を受け、受診勧奨ハガキの送付（コール）に加えて、電話による勧奨（リコール）を実施するコール・リコール勧奨に取り組み、がん検診の受診率向上に効果を発揮しているところです。
　今回、ご意見をいただきました委託業者からの電話については、本市が委託して運営する「がん検診総合相談センター（コールセンター）」からの電話での受診勧奨（リコール）による、がん検診受診のご案内となります。
　架電する電話番号については、過去に本市の実施するがん検診を受診していただいた際に、受診票にご記入いただいた電話番号を使用しております。
　委託業者においては、個人情報の取扱いについて厳重に管理を行っておりますが、本市からの電話によるがん検診の勧奨が不要な場合や不快に思われる場合につきましては、架電を停止させていただきますので、お手数ですがその旨お申し付けください。
　いただいたご意見を参考に今後の電話勧奨方法についても検討を重ねてまいりますので、ご理解をお願いします。
　本市で実施するがん検診については次のとおりとなっておりますので、受診についてご検討をお願いいたします。
　受診方法や受診できる医療機関などについては、「がん検診総合相談センター（コールセンター）」にお問合せいただくか、「堺市がん検診総合相談ポータル」にてご確認ください。

胃がん検診・・・・50歳以上の偶数年齢の方（2年に1回）
肺がん検診・・・・40歳以上の方（1年に1回）
大腸がん検診・・・ 40歳以上の方（1年に1回）
子宮がん検診・・・ 20歳以上の偶数年齢の女性の方（2年に1回）
乳がん検診・・・・40歳以上の偶数年齢の女性の方（2年に1回）
※令和4年3月までの期間は自己負担金が無料となっています。