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堺市長記者会見 令和7年4月22日

更新日:2025年5月2日

市長

 よろしくお願いします。
 本日の案件としては2点です。1点は、大阪・関西万博会場における堺の催事、春期の催事をお伝えします。そして堺クビアカ防除大作戦についてです。

大阪・関西万博会場における堺の催事(春期)

 まず、大阪・関西万博の催事です。皆様ご存じのとおり4月13日に大阪・関西万博が開幕しました。
 連日多くの方が会場を訪れて、新聞、テレビ等でも、万博会場内の様子や、魅力的なパビリオンの情報など、発信を積極的に行っていただき、私も拝見しております。
 私自身も公務でも、プライベートでも万博会場を訪れておりまして、とても魅力的で楽しくて海外の国々の珍しい出展はもちろんなんですが、日本の伝統や文化にも改めて触れることができて、大変刺激を受けております。55年ぶりの大阪での万博開催、そして半年間限りですので、ぜひ、多くの方にお越しいただいて、充実したひとときを過ごしていただきたいと思います。
 そして堺市では、万博会場で5月10日から13日の4日間、催事を開催いたします。今日は催事のイメージをお伝えしたいと思います。
 まず、堺市主催としては、5月10日から13日、そして大阪府、府内市町村と連携した催事としては、5月9日から11日の3日間です。
 イメージのイラスト、こちらに提示しております。それぞれ詳しく説明させていただきたいと思います。
 まず、万博会場南東です。東ゲートから入って少し海の方に歩いていったところですが、そちらにある屋外ステージ「ポップアップステージ南」という場所がございます。こちらで開催する「Peaceful Oasis万博の大茶会、おもてなしの舞台」と銘打ったイベントです。
 約40席の座席を用意しまして、1日約800服のお茶を楽しむことができる大茶会を開催します。1日目、2日目は表千家、3日目は裏千家、4日目は武者小路千家の皆様による呈茶や、所作の美しさを感じていただけるステージを楽しむことができます。
 また、堺の匠の技が活かされた美しい注染・和晒の和傘や行灯の展示、ライトアップなども行います。こちらに和傘の様子がございます。このステージでお茶を見ていただくこともできるということです。
 先ほどのステージの上では、茶の湯の実演に加えて堺ゆかりのアーティストによる魅力あるプログラムをご用意しています。
 堺親善アーティストの稲本渡さんによる、クラリネット演奏をはじめとする和洋の音楽ステージ、10日には堺親善大使でおられます片岡愛之助さんも駆けつけていただきまして、会場を盛り上げてもらいたいと思います。
 夜は、つぼ市製茶本舗さんの煎茶や堺市出身のDJによる音楽も楽しんでいただくことができます。
 続きまして、主催催事の2つ目としまして、先ほどの「ポップアップステージ南」に隣接する屋内展示場の「ギャラリーEAST」という場所がございます。こちらでは「Timeless Retreat(タイムレス リトリート)未来社会の市中の山居、心を研ぎ澄ます静寂」を開催します。特別な空間での茶会や瞑想体験などを楽しんでいただくことができます。
 こちらがイメージでございまして、左のこちらの絵、真ん中に茶色い茶室がございますが、こちらは竹細工でして、四代田辺竹雲斎さんに制作いただきます。自然の竹で編まれた茶室「竹空庵(ちっくうあん)」という名前を銘打っていただいております。こちら不完全の美を感じる非対称の器など現代アーティストの個性あふれる茶わんで、いのちの循環を感じられるアート茶会を実施いたします。
 そして、こちら右の写真、お花が写っておりますが、こちらは自然の草花の中をイメージした「花逢庵(かほうあん)」と名づけた茶室で、瞑想体験や堺の美しい情景などを楽しむことができる茶会を実施します。
 ほかにも茶室の躙り口のように頭を下げて入る、樹木の布でできた「樹想庵(じゅそうあん)」や大仙公園の日本庭園が制作しました坪庭、堺で出土した17世紀頃の茶わん、また、伝統産業sakai kitchen<堺キッチン>の展示販売など、堺と茶の湯が感じられる空間を用意しております。
 三千家による伝統的な茶の湯と、堺の歴史を踏まえた新しい体験で、茶の湯や千利休が生まれ育った堺の魅力をお伝えしたいと思います。
 いずれも無料ですので、お気軽にお立ち寄りいただきたいと思います。
 続きまして、大阪府内の市町村が連携した催事です。
 こちらは、「大阪の祭!~EXPO2025春の陣~」としまして、9日は毛穴町の皆様によりますだんじり、そして10日は新在家濱の皆様によるふとん太鼓の実演展示を行います。こちらは万博会場西ゲート入って右側にあります「EXPOアリーナ」を会場としております。堺の祭りを多くの皆さんに感じていただきたいと思います。
 そして、「地域の魅力発見ツアー~大阪43市町村のみどころ~」と題しまして、こちらでは伝統産品の展示、また、世界遺産である百舌鳥古墳群が存在する堺市として、マインクラフトで古墳体験を、人気のゲームソフトで古墳体験をしていただこうという取組。また、市内の和菓子店による実演販売を行います。ぜひ、様々な堺の魅力を体験していただきたいと思います。
 そして、当日催事にお越しいただいた皆様への特典もございます。お得に堺観光を楽しめる「SAKAI TICKET」が当たる抽選に参加することができます。堺市内のホテルで利用可能な宿泊の補助券やさかい利晶の杜で使える呈茶無料券、また、魅力的な堺産品を扱う堺伝匠館の割引券のいずれかが必ず当たります。
 この機会に、国内外からの多くの皆様に堺が主催する、また、連携して行う催事会場を訪れていただきまして、堺の魅力を存分に感じていただければと考えております。

堺クビアカ防除大作戦

 案件の2件目、堺クビアカ防除大作戦です。
 クビアカツヤカミキリと、新聞、テレビ等でも耳にする機会が多くなりました。改めて、クビアカツヤカミキリについて簡単にご説明させていただきたいと思います。
 クビアカツヤカミキリは、バラ科の樹木、特にサクラに対して深刻な被害を与える害虫です。生態系や農林水産業への影響からも特定外来生物の指定をされております。
 そして、一度に300から1,000個ほどの卵を産み付けることから繁殖力が非常に高く、しかも、3キロほども飛んで移動することができる。生息域が急速に拡大するということでもあります。
 サクラも先日満開を迎えておりますが、被害の特徴としまして根本のこのような茶色い木くずです。このフラスですが、これは幼虫が樹木の内部を食べた際に発生する。それが樹木の幹から排出されてどんどん下に溜まっていく。このフラスが多く見られると、既に内部に害虫が侵入しているサインとされています。この被害が進みますと、樹木が次第に枯れて、最終的には倒木の危険性もあります。
 大阪府内の被害の状況です。府内では、平成27年に、今から10年前ですが、大阪狭山市で被害が初めて確認されまして、そこから、南河内や泉州地域を中心に拡大しています。現在では、北摂や泉南の地域にも被害が広まっています。
 堺市では、平成28年に美原区で初めて被害を確認していまして、令和3年には全7区で確認されていると、現在もその被害は広まっていると認識しています。
 このような中、堺市では管理する公園や道路、学校等の樹木を点検し、薬剤散布やネットの設置などを進めてきました。私も実際、堺の公園を巡りまして、その状況を確認しております。サクラが置いてある公園というのが多いんですが、被害の状況広がっていると、何とかしなければいけない、強い危機感を持っております。
 昨年末時点で、対象の樹木の総数1万9,343本のうち、1万1,360本に対して防除の取組を行っていますが、4,919本が既に被害を受けているという状況です。
 市民の皆様にも周知も含めて対策も行っておりますが、依然、被害が拡大している状況から市内全域で被害拡大を食い止めるために、今年度、令和7年度から「堺クビアカ防除大作戦」として、5年間集中的に取り組むこととします。
 最初の3年間は市が管理する樹木への防除に加えて、市民や事業者の皆様に啓発を強化します。この3年間を集中防除期間とします。また、その後の2年間は効果の検証期間としまして、クビアカツヤカミキリの生息状況や被害の状況を調査しまして、必要に応じて対策を強化したいと考えています。
 大作戦では、市が管理する全てのサクラなど点検しまして、樹木の状況に応じた予防措置を行います。
 取組の指標としましては、「市が所有・管理するサクラ等の防除実施割合」を設定いたしまして、令和6年度58.7%だったところを、令和9年度には100%とすることが目標です。
 そして、市民や事業者の皆様の防除活動を促進する取組も行います。
 まずは、サクラ等の樹木を管理されている方を対象とした防除の講習会です。参加された方には防除スターターキットをお渡しいたします。キットにはクビアカツヤカミキリに効果のある殺虫剤や、縦2メートル、横3メートルのネットが入っていまして、講習会で学んだ防除方法を迅速に行うことによって、樹木を守ることができます。
 また、成虫駆除に協力していただく「クビアカハンター」を、今日から市のホームページで募集いたします。
 参加者には特典として堺市と大阪市をホームタウンとします、セレッソ大阪からステッカーをプレゼントしていただきます。さらに駆除に協力していただいた方には、抽選でセレッソ大阪の観戦チケットもプレゼントする予定です。多くの方のご参加をお待ちしております。
 最後に、セレッソ大阪と連携した取組です。
 「クビアカハンター」に関する特典協力でもご紹介しましたが、セレッソ大阪、このセレッソという名前はスペイン語で「桜」を意味しております。サクラにゆかりのあるセレッソ大阪と連携することによって、クビアカツヤカミキリの対策を、更に前に進めたいと考えています。
 具体的には、まず5月24日にヨドコウ桜スタジアムで行われる堺市民招待DAYにて、防除を啓発するブースを出展します。
 また、7月12日には大阪公立大学の中百舌鳥キャンパスで、セレッソ大阪アンバサダーも参加する駆除イベントを大阪府と共同で開催します。
 さらに、セレッソ大阪公式ホームページでは、堺市が実施するクビアカハンターの周知にご協力をいただきます。
 サクラ等の樹木を守るために、市民の皆様をはじめ、多くの方々にご協力をいただきながら一緒に堺クビアカ防除大作戦を進めたいと思いますので、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
 私からは以上です。

質疑応答

(司会)

 それでは、ただいまから質疑に移ります。挙手の上、社名を告げていただき、ご質問のほうをよろしくお願いいたします。
 それでは、ご質問いかがでしょうか。
 それでは、日刊工業新聞さん、どうぞ。

(日刊工業新聞社)

 すみません。日刊工業新聞の冨井です。
 後半の話題のクビアカツヤカミキリの件ですけども、これまず防除というのは具体的にはどんなことをするのかというのと、例えば市で費用がかかるか、単年度なのか、5年間か分からないですけど、その費用を教えていただきたいというのが1点。あともう1点が、このカミキリに関して、和歌山県でも結構被害が多くて、広域で何かその対策が必要かなと思うんですけど、他のその市町村との連携みたいなことがあれば教えてください。2点お願いします。

(市長)

 まず、防除としますと、先ほどキットもお話しさせていただきましたが、例えば、今行っているのは、こういうネットを巻いてクビアカツヤカミキリが入れないようにする取組でありましたり、また、講習会でお渡しするような、樹木を管理している方への殺虫剤のお渡し。また、こちら堺市内の団体の皆さんも行っておりましたが、例えば、成虫を捕まえて踏み潰すと、そこから繁殖しないようにするという取組もございます。このクビアカハンターの募集のときにもっと詳しく、こういうことをぜひしていただきたいということも詳しくお伝えしたいと考えております。
 そして予算に関しましては、今年度の予算額で9,624万8,000円を計上しております。この中には国補助から440万円強も計上しておりますが、主には公園における防除事業として7,000万円強というのが大きな費用です。
 今後5年間ということですが、まず、令和7年度予算で計上しておりますので、特に繁殖力が強いので、近い年度ほど強力に働きかけていって、その後効果を見ながら、更に強化を検討していく、来年度予算もその状況によって考えるということになるかと思います。
 そして、今、大阪府と連携した取組も公立大学にて行いますが、大阪府の中でも被害が広がっていますので、情報共有はしていると認識しております。
 一方で、例えば関西広域連合みたいな、今仰っていただいた和歌山県とも今後、その広がり状況というのは、まず、堺、南大阪でも大変広がりが多いので、近隣の自治体とのやり取りもしておりますが、必要に応じて、ぜひ、広域でも3キロほど飛ぶということで、飛んだ先からの広がりも懸念されますので、今後、クビアカツヤカミキリの拡大を防ぐために注力したいと思います。

(司会)

 それでは、ほかにご質問ございますでしょうか。
 それでは、NHKさん、どうぞ。

(NHK)

 NHKの髙橋です。
 クビアカの続きなんですけど、5か年計画までつくるに至った、何かトリガーというか、要は極端に昨年度の被害が多かったとか、何かその決定的な理由というのは何だったのかなと。ずっと、もっと何年も前から多分対策自体は、防虫事業自体は別にずっとやってらっしゃったと思うんですけど、その銘打たなくちゃいけない何か分かりやすい理由とか、タイミングがあったのかどうかというのを、まず教えてください。

(市長)

 これまで対策を行ってきたにもかかわらず、その拡大を防ぎ切ることができていないというところが一番大きな理由です。
 そして、この表を見ていただいたら分かるとおり、令和に入ってからも、この拡大の範囲というのは増えておりまして、堺市の東側の地域が多かったんですが、美原町で初めて確認されてる話もしましたが、一方で、今は堺市内全域に広がっていると、成虫の数も多いということもありまして、これをこのまま見過ごすと、どんどん拡大をしていくと、もう手がつけられないと。特にサクラというのは、私たち日本人にとっても大変思い入れがある樹木でもありますから、この美しいサクラが3月から4月にかけて、これからも楽しんでいただくことができるように、何とか食い止めたいという強い危機感がございます。今回、それをこの単年度で集中して行いたいということが、最大作成の経緯です。

(NHK)

 被害本数が昨年度数えたら極端に多かったとか、そういうこと言えるんでしょうか。

(市長)

 増えていると思いますが、担当者詳しく本数等分かれば、今、よろしくお願いします。

(司会)

 それでは担当局、お願いします。

(環境共生課)

 環境共生課です。
 昨年度の被害本数は、先ほどスライドにもありましたとおり令和6年12月末現在で4,919本という数字を出しておるんですけれども、こういう集計をし始めたのが平成6年からということで。

(市長)

 令和6年。

(環境共生課)

 令和6年ということで、令和5年までに、どの程度被害樹木があったのかというデータは、当方で持ち合わせておりません。

(市長)

 認識としては、この近年で急速に拡大しているという認識はありますか。

(環境共生課)

 本当に年々被害状況というのは深刻になっていっていると感じておりますので、被害本数も増えているであろうと推測できます。

(市長)

 今、具体的な本数としては、令和6年からということですが、私も注意してサクラの木を見ているんですが、やはり被害が進んでしまうと、倒木を避けるために根元の近くで切ってしまうと、そもそもサクラの木自体が今減っているという状況にあります。これはクビアカツヤカミキリ直接関係するかどうかは確実とは言えませんが、サクラのつき方も少し変わってるんじゃないかと、満開のサクラというときに、満開にならずに、そのまま葉っぱになってしまったり、そういうところをもう少し私自身も研究してみたいと思いますが、やはり美しい満開のサクラを、これからも楽しむことができるようにというところが大きな目的でございます。

(NHK)

 あと、大変な害虫だけど、少しでも楽しみながらハンティングしてもらいたいということで、このセレッソ大阪と連携してというのは良いと思うんですけど、この防虫対策のところで、何かその堺市の優位性というか、より、もしくは予算的に規模がめちゃくちゃ増えてることとか、そういうのってあったりするんですか。

(市長)

 まず、令和7年度というのは1億円近い予算をかけて行います。

(NHK)

 それが従来と比べて多いとか、ほかの自治体と比べて多いとか、何かあるんですか。

(市長)

 まず、前年度よりは格段に増えておりますが、他の自治体と比べてはどうですかね。今の状況というのは、把握できる範囲で担当者お願いします。

(司会)

 それでは、担当局、お願いします。

(環境共生課)

 具体的に他都市で、そのクビアカツヤカミキリに対して予算をどれぐらい計上しているかというのが把握できておりませんので、単純な比較はできないんですけれども、やはり堺市にはサクラが植わっている本数が非常に多いということもありまして、この約1億円程度の予算というのはかなり大きい額であると認識しております。

(市長)

 今ちょっと調べますと、令和6年度の予算は、当初の予算だけじゃなくて、途中から加えたものを含めて約4,200万円、今年度が当初予算で9,600万円超ということですので、倍以上に拡大をしているということです。

(司会)

 それでは、ほかにご質問いかがでしょうか。
 それでは、産経新聞さん、どうぞ。

(産経新聞社)

 産経新聞の中野です。
 被害額、被害本数が4,919本ということですけども、これは伐採した本数ではないかと思うんですけども、伐採した本数というのは、もし分かれば教えてください。
 それと、このクビアカハンターに応募した場合、成虫を駆除するんだと思うんですが、クビアカツヤカミキリを持って移動してもいけないという特定外来なので、どういうふうに市民の方は参加するんでしょうか。
 その辺をお願いいたします。

(市長)

 まず、クビアカツヤカミキリ、クビアカハンターに協力いただけるということで、その周知、認識も含めて多くの方に知っていただきたいという思いがございます。政治、行政に関わっているとクビアカツヤカミキリというのは大変危機感をもって持って取り組んでいるんですが、市民の皆さんの中では、まだ、クビアカツヤカミキリという存在自体もご存じない方も多いかと思います。ですので、まずは注意をしていただいて、何かその意識を、また、危険性を知っていただくというところが重要と考えております。
 あと先ほどご質問にもありましたが、実際に行っていただくこと、講習等も含めて詳しくお伝えした中で、こういうところを特に気をつけてもらいたいとか、こういう行動してもらいたいということは、より詳しく発信したいと考えております。
 もう一点、樹木を伐採した本数、今、分かれば伝えてもらえますか。

(司会)

 担当局、お願いします。

(環境共生課)

 樹木を伐採した本数なんですけれども、先ほど4,919本の被害本数のうち512本を伐採しております。

(産経新聞社)

 これって別の病気ということってないんですか。

(司会)

 それでは、担当局、引き続いてお願いいたします。

(環境共生課)

 環境共生課です。
 担当課からご報告いただいている限り、このクビアカツヤカミキリの被害により伐採した本数を512本であると確認しております。

(産経新聞社)

 ありがとうございます。

(司会)

 それでは、ほかによろしいですか。
 朝日新聞さん、どうぞ。

(朝日新聞)

 すみません。今の続きなんですけども、具体的なところで恐縮なんですけど、512本伐採して植替え何かもやってるということなんでしょうか。

(司会)

 それでは、担当局、お願いいたします。

(環境共生課)

 そういう植替えをしているものもあると聞いておりますが、全数、同じようにサクラ、あるいは別のものを植替えているかどうかというところまでは、申し訳ございません。確認しておりません。
 植替えしているものもあるとは聞いております。

(朝日新聞)

 例えば、金額でいくら分ぐらいの被害が出てるとか、そういう計算の仕方というのはできるんでしょうか。

(司会)

 引き続き、担当局、分かりますか。

(環境共生課)

 金額でどれくらい被害が出てるかということは把握できておらず、そこら辺の被害に対して、あるいは予防に対して、どれぐらい予算をかけていくのかという部分で、先ほどお示しした9,600万程度で防除していくとお示しさせていただいております。

(司会)

 ありがとうございます。
 それでは、ほかにございますか。
 産経新聞さん、お願いします。

(産経新聞社)

 被害の本数で追加なんですけども、市が所有する1万9,343本のうち、次のページにある防除をしたのが58%で、それが1万1,360本になるのかなと思うんですが、この1万1,000の中に、この被害本数も入っているってことですね。だから残り防除というか、まだ、措置を施していない木が1万9,000引く1万1,000でいいと、そういう考えでよろしいですか。

(司会)

 担当局、お願いします。

(環境共生課)

 環境共生課です。
 仰るとおり、1万9,343本から1万1,360本を引いた約8,000本程度が、まだ防除を行っていない本数ということになります。

(産経新聞社)

 被害本数を、その防除した本数の中に入っているんですか。

(環境共生課)

 はい、含まれております。

(司会)

 ありがとうございます。
 それでは、ほかにご質問いかがでしょうか。
 読売新聞さん、お願いします。

(読売新聞社)

 読売新聞の北口です。
 クビアカツヤカミキリで関連して1点お伺いします。堺市では、特に南区の方で市民の有志の方々が、既に独自で防除をいろいろ取り組んでいらっしゃったと思うんですけれども、それの取組に対する市の認識と、今回、広く啓発活動をされるということですけれども、そういった方々を増やすということで、今回どれぐらいの人数というのも変かもしれませんが、どれぐらいのボリュームの意識を高めていきたいという目標といいますか、思いはありますでしょうか。

(市長)

 まず、既に市民の皆様、または団体の皆様で活動していただいてる方々がおられるというのは認識しております。大変心強く考えています。
 先ほど、この市が所有、管理する樹木の防除とありましたが、この市が管理していないサクラの木等もございまして、こちらはなかなか堺市から、その他人の所有物に対してということが難しい状況でもございます。ですので、団体の皆様、協力をいただきながら進めること、非常にありがたいと思っておりますし、今回の防除大作戦につきましても、1人でも多くの方のご協力をいただきながら取り組んでいきたいと考えております。
 先ほどの講習会に関しましては、今、講習会でもともと70人の枠で募集をしていたんですが、定員いっぱいまで申し込んでいただいていると聞いております。ただ、やはり講習会は、この樹木管理している方ですが、それ以外の方でも、市民の方は、より多くの方に関心を持っていただくことが望ましいと考えております。今日から(クビアカハンターの)募集を始めますので、実際にその募集状況、応募状況を見ながら、より多くの方に携わっていただけるように工夫したいと、この周知の方法を工夫したいと考えています。

(読売新聞社)

 ありがとうございます。

(司会)

 それでは、ほかにご質問いかがでしょうか。
 それでは、日本経済新聞社さん、どうぞ。

(日本経済新聞社)

 日経新聞高橋です。
 カミキリとは、また別なんですけども、万博会場に行く船について質問です。
 実は、先週金曜日試しに乗ってみたんですけども、乗客は私含めて本当に10人ぐらいで、そのPRについて、もう少ししてもいいんじゃないかなという気がしたので、そこについてのお考えと、あと、お客さんの中で、基本は堺の市民の人がほとんどだったんですけども、1組、和歌山の人がいて、やっぱり大阪市内に出るよりは、ここで乗り換えたほうがみたいなことを仰ってたんですが、そのPRにしても、もう少しその泉州とか、和歌山のほうにピンポイントでやってみるとか、そういった工夫も有効じゃないんでしょうかというところのご認識と、それから、これ万博で終わりだったらそれでいいんですけれども、私の認識としては、できれば、これを弾みにして、将来はUSJとか、あるいはIRとか、そういったところに航路としてつなげていきたいという期待が、市としてはあるというのが、私の認識なんですけれども、だからこそ、もっとPRしたほうがいいんじゃないかって話なんですが、そこの認識、私の認識が違ってるかどうかも含めてお話いただけますか。

(市長)

 まず海上交通は大変重要な取組だと考えています。
 その上で、今回、実際の運航の許可が取れたのが万博開幕の直前ということがありまして、その後でないと募集ができなかった、予約ができなかったということありまして、やはり、まだまだ知ってらっしゃる方は多くないのかなと認識しております。私から担当局にも伝えておりまして、ぜひ運航事業者、これ民間の皆さんが運航することではございますが、ぜひ協力しながら、より多くの方に乗っていただけるように周知、啓発、協力しながら改善をということを伝えております。
 そして、この船の便、大人が3,800円、移動だけを見ると高額に感じるかもしれません。堺東、堺駅からバスも出ておりまして、そこが1,300円です。そして電車という手段もあります。そうすると1,000円以内で会場まで行くことができますので、そうすると片道3,800円ということは、移動だけを見ると高額に感じるかもしれませんが、一方で、堺と海の歴史つながりということを考える。私もプライベートで乗船いたしました。やはり堺の港から出航して、だんだん遠去かっていく堺の海を眺めながら、そして万博会場に近づくと、今度はリングが海上から眺めることができます。クルーズ、船旅としても大変魅力的だと感じています。市民の皆さんも行き帰り、別の便でも構いませんし、行きは、例えば海上交通で、帰りは電車を利用していただくというばらばらの手段も選ぶことができます。ぜひ、改めて堺の魅力を感じていただく意味でも、市民の皆さんもご利用いただければと思いますし、堺以外の皆さんもやはり海との歴史が深い、その堺観光の一つの手段として海上交通を利用していただいて、できれば堺で1泊2泊していただいて周遊もできればと、そういう意味でも、今ご指摘をいただいた、より広域での周知、発信というのも重要かと考えています。
 今、他府県の事業者の皆さん、旅行会社の皆さんとも堺市は関係がございますので、どうすれば周知できるか。あと万博開催期間、半年間ございますので、1人でも多くの方が御乗船いただけるように、堺市としても働きかけたいと考えています。
 そして最後に、万博開催期間、まず、今回半年間の定期運航ということですが、私としては、その後も、そのまま引き続きということは難しいかもしれませんが、ぜひ大阪港と結ぶような船ができれば堺観光の大きな目玉になるんじゃないかと考えております。
 その意味でも、やはり乗船される方が少なければ運航は難しいかと思いますので、この万博の期間というのは海上交通だけではありませんが、堺市にとっても様々チャレンジ、挑戦をすべき期間でもあると考えております。ぜひ、こちら事業者の皆さんと一丸となって、多くの方に御乗船いただけるように力を尽くしたいと思います。

(日本経済新聞社)

 ありがとうございます。

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市長公室 広報戦略部 広報課

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