令和7年度第1回堺市介護認定審査会

令和7年4月3日（木曜）午後2時30分から午後3時00分

堺市役所本館3階　第1会議室

阿野委員、岡原委員、小川委員、小田委員、梶山委員、河村委員、佐伯委員、澤村委員、白井委員、立花委員、巽委員、谷﨑委員、根来委員、宮奥委員、森委員

0人

竹下健康福祉局長、佐野長寿社会部長、定光介護保険課長、青木介護保険課長補佐、小松主幹兼認定点検係長

1．開会
2．案件「会長の選出について」
3. 市からの報告事項
　①「申請件数の推移と令和7年度の審査部会数等について」
　②「介護認定審査会のペーパーレス化の検討について」
　質疑応答、意見等

会長として岡原委員及び職務代理者としての副会長2人を小田委員と梶山委員に決定した。

事務局より報告
　令和6年度の申請件数の見込みは45,356件、令和7年度の申請件数は52,894件となる。令和7年度の審査部会数は、これまでと同数の93部会となっており、年間1,703回の開催を予定している。令和6年度に簡素化判定から通常判定を行ったものは、2件であった。

事務局より報告
　今後も後期高齢者数の増加に伴い、要介護等認定申請件数の増加が見込まれている。そのため、介護認定審査会に関する事務負担軽減及び要介護認定までの所要日数の短縮が課題となっている。
　これらに対する取組として、介護認定審査会事務の軽減及び要介護認定所要日数の短縮のため、ICTを活用した認定審査会のペーパーレス化について令和6年度から検討を開始した。審査会委員の皆様にはPDF化した審査会資料をペーパーレス会議システムのクラウドで資料を閲覧し、審査をしていただく形になる。運用の変更点としては、紙資料を送付又は当日会場で配布していたが、前日にデータを配付する形となる。
　システム導入による効果として、ペーパーレス会議システム導入により、審査の効率化や審査会委員の増加に加え、コストや事務負担軽減が見込まれることから、検討を行っている。
　令和6年秋に検討案を審査会代表委員へ説明を行い、一部代表委員の協力を得てモデル実施した。令和7年度実施をめざしていたが、庁内調整の結果、令和7年度の実施は見送りとなったので、引き続き令和8年度の実現に向けて検討を進める。

【資料1　申請件数の増加と審査部会開催予定回数について】
（質問）簡素化されたものは、令和6年度で何件か。（岡原会長）
（回答）
簡素化対象人数は、令和6年4月から令和7年2月までの時点で5,924人となっている。（事務局）
（質問）
全体の件数の1割以上ということか。（岡原会長）
（回答）
更新申請の中で30.8%にあたる。（事務局）
（質問）
更新申請件数について、「1申請件数の推移」では19,262件、「3令和6年度更新申請の認定有効期間」では19,449件となっているが、数字が異なるのはなぜか。（白井委員）
（回答）
全ての申請が、申請があった月と同月に認定されるわけではなく、申請月と認定月で差異が生じるため、数字が一致しない。（事務局）
【資料2　介護認定審査会のペーパーレス化の検討について】
（意見）
ペーパーレス化については時代の流れであるので、前向きに取り組んでいったほうが良い。問題は起きるかもしれないが、1つ1つ解決していけばよいと思うので支持する。（巽委員）
（質問）
介護認定審査会に係る日数の短縮や、審査会委員の負担が軽減されるという点では良い。一方で、個人情報の取扱いの点について、事務局ではどのようにお考えか。（岡原会長）
（回答）
審査会資料については、個人が分からないようにしている。クラウドサービスを利用する場合においても、セキュリティー対策を行い、問題をクリアにした上で、システムを導入することを考えている。（事務局）
（質問）
今年度からペーパーレス化を実施できなかった理由を教えていただきたい。また、実施されることになった場合、事前にアップロードされた審査会資料を見るには個人所有のパソコンや携帯を使用するのか。(小田副会長)
（回答）
令和7年度のペーパーレス化の実現に向けて庁内の調整を行ってきた。物理的なコストの縮減や事務作業の効率化といった効果が期待されることから予算化を検討したが、対費用効果の面で更なる検討が必要との判断で、今年度の実施には至らなかった。
事前に審査会資料をご確認いただく手段としては、各委員の個人の端末にてご覧いただくことを想定している。（事務局）