アントレプレナーシップ教育
更新日:2025年11月21日
未来のイノベーション創出を担うこどもたちに対し、将来、こどもたちが主体的に社会に関わるきっかけづくりとして、リーダーシップやコミュニケーション能力などの非認知能力、起業など様々な働き方への気づきを与えることを目的としたプログラムを実施しています。
「やってみたい」が動き出す!イノベーターキャンパス を開催しました
アントレプレナーシップ(起業家精神)とは、起業をしたい人だけに必要なものではありません。
やりたいことをカタチにできる能力やマインドで、これからの社会で自分らしく活躍するために必要な力のひとつです。
令和7年11月1日・2日の2日間にわたって、小学5年生から中学3年生のお子さんを対象に、チームで協力し楽しみながらビジネス創出を体験し、アントレプレナーシップを育むプログラムを実施しました。
「やってみたい」が動き出す!イノベーターキャンパス チラシ(PDF:1,496KB)
令和7年度プログラム「イノベーターキャンパス」実施概要
日時
1日目:令和7年11月1日(土曜)
2日目:令和7年11月2日(日曜)
場所
さかい新事業創造センター(S-Cube)
プログラムの内容
1日目
「働く」を通してやりたいことを形にしている人たちのストーリーを集めた「働き方事例集」で、身の回りの方以外の大人の多様な働き方、生き方に触れました。
また、一般社団法人 Focus on 代表理事 森本 陽加里氏をお招きし、お話を聞いたりインタビューをしました。
<登壇者情報>
一般社団法人 Focus on 代表理事 森本 陽加里氏
立命館大学4回生。発達障害の当事者で、不登校経験のある自身の体験をもとに、「疲れ」を可視化しユーザーの安心できる人に共有するセルフケアアプリ「Focus on」を開発・リリース。
HP:https://focuson-app.com
その後はいよいよチームごとに実践ワークへ!
身近なニュースや困りごと、興味関心をもとにアイデアの種を集めて、チームごとに発表。
このプログラム中で使用する模擬通貨「ピアポイント」を、さまざまな手段で「稼ぐ」体験もしました。
2日目
1日目のアイデアをもとに、課題を解決したりワクワクできる製品を考えて、実現のための事業計画を作成。
大阪信用金庫の方にご協力いただき、資金のことや製品のブラッシュアップに役立つアドバイスをもらいながら計画を作っていきます。
「これっていくらぐらい?」「どんな場所が借りられる?」「メンバー全員で出張に行くといくら?」など、分からないことは周りの大人に聞いてみたり、ネット検索やAIも活用しながら調べます。

次はいよいよ製品PRです。
CMなどの動画作成に使う「絵コンテ」から伝える技術を学び、ポイントをおさえて模造紙にまとめました。
それをもとに、他のチームや大人のオーディエンスに向けて、自社製品をPR。
質問にも的確に答え、クラウドファンディング形式で「ピアポイント」を集めました。
最後は集めたピアポイントを集計し、事前に立てていた資金計画と照らし合わせます。
やりたいことの実現に向けて「資金」を考えること、稼いだり、価値に対して対価を支払う経験をすること、いつもの友達とは違う仲間と協力して創りあげていくこと。
普段の生活ではなかなかできない体験ができ、こどもたちにとって充実した2日間となったようです。
2025年大阪・関西万博で「中百舌鳥イノベーション & CoderDojo ExpoSpecial」を出展しました
令和7年4月、堺市内でプログラミングコミュニティを運営する 「CoderDojoなかもず」と「CoderDojo泉北和泉」に参加するこどもたちを対象に、大阪・関西万博への出展募集を行いました。ほとんどのこどもたちが参加を決定し、半年間にわたり作品づくりに取り組みました。
迎えた9月15日(月・祝)の万博イベント当日、こどもたちは4人ずつ4グループに分かれ、それぞれ1時間半、来場者に対して自ら製作した作品の説明や体験サポートを行いました。初めての発表に緊張しながらも、積極的に説明する姿が見られ、保護者からは「成長を実感した」という声が寄せられました。
イベント終了後に実施したアンケートでは、出展前後でチャレンジ精神や主体性の向上が確認され、アントレプレナーシップの育成に大きく寄与したことが明らかとなりました。本取組は、子どもたちが自ら考え、挑戦し、発信する力を育む貴重な機会となりました。
本事業は企業版ふるさと納税寄附募集事業です
アントレプレナーシップ教育プログラム事業は企業版ふるさと納税の寄附募集を行っています。
皆様のご支援をお待ちしております。
企業版ふるさと納税についてはこちらをご覧ください。
令和6年度プログラム
アントレクエスト
開催日時
令和6年10月27日(日曜) 午前10時~午後6時
場所
さかい新事業創造センター(S-Cube)
実施内容
「市場調査せよ!」「事業計画を作成せよ!」など、全部で8つの「クエスト」をチームで力を合わせてクリアしながら、会社を作って商品を開発・製造し、販売・決算する一連の流れを体験しました。
資金調達の様子
「資金調達せよ!」のクエストでは、実際に金融機関の方にお越しいただき、融資を受けるために事業計画を説明したり商品のプレゼンを行いました。

商品PRの様子
資金が調達できたら、模造紙にPR用のデザインをおこし、販売に向けて商品のプレゼンを行いました。
販売・決算・1日のまとめ
すべてのチームのプレゼンが終わったら、いよいよ販売開始。
疑似マネーで商品を販売し、売上から借りた資金の返済も行って、最後に1日の振り返りをしました。
自分の得意なこと、苦手なことに気付いたり、難しいことに挑戦してみようと思うきっかけになったりと、こどもたちにとって良い学びの機会となったようでした。

令和5年度プログラム
アントレプレナーシップ教育プログラム
開催日時
令和5年11月2日(木曜) 13時20分~15時10分
場所
堺市立福泉南中学校
実施内容
令和5年度は福泉南中学校の協力を得て、同校3年生の生徒を対象にアントレプレナーシップ教育プログラムを実施しました。
プログラムは、事前に身の周りにある困りごとを考えてもらい、プログラム当日に5人1チームに分かれて解決方法をチームで議論しました。
最後には各チーム発表を行い、良かったところや改善点などの振り返りを行いました。
令和4年度プログラム(未来のわたし デザイン工房)
アントレプレナーシップ教育プログラム
開催日時
令和4年7月22日(金曜) 13時~17時
実施内容
ゲーム感覚でできるプログラムを用いて楽しく起業を学びました。
前半では自分のやりたいことや得意なことを考え、後半ではチームのみんなで会社をつくり、堺市をよりよくしていくための事業を考え、PRするポスターを制作しました。
ライフシミュレーションゲーム Frontier World
開催日時
令和4年8月8日(月曜)
実施内容
人生に見立てたボードゲームを活用して、一生にかかるお金について学びました。
また、ゲーム内の各地点に為替レートが示されており、レートがよい場所で手持ちのポイントを円に換えるなど為替についても学ぶことができました。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
このページの作成担当
産業振興局 産業戦略部 イノベーション投資促進室
電話番号:072-228-7629
ファクス:072-228-8816
堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館7階
このページの作成担当にメールを送る