Vol.12 「風鈴でみんなを笑顔にしたい!」鶴埜清治さん
更新日:2024年6月20日
風鈴まつり実行委員として10年間、地域交流や世代間交流に取り組んでこられた鶴埜清治さんにインタビューしました。
風鈴まつりの始まり
Q.風鈴まつりを始めようと思ったきっかけや経緯を教えてください
夏の暑い日に何か皆さんに喜んでもらえることはないかなと考えたことが始まりです。蜂田神社は「鈴の宮」の呼び名で親しまれているので、鈴の宮の「鈴(すず)」と風鈴の「鈴(りん)」を合わせた単純な発想から思いつきました。風鈴が奏でる音色を聴きながら木陰で涼しい風を感じてもらえたらと思い、最初は30個の風鈴からスタートしました。そして、次第に心地よい音色の評判が人づてに広がって、来てくださる方が増え、寄付をいただくことで風鈴の数が増えてきました。今年で10年目を迎えます。
魅力溢れる風鈴
Q.約1,350個もの風鈴はどのように吊るしているのですか
境内の木々の間にロープを張り巡らせ、そのロープに吊るしています。毎年6月末に総代の皆さんにご協力いただきながら、全て手作業で吊るしています。昨年は1350個を吊るすことができ感謝しています。風鈴まつりの開催期間は7月1日から8月31日までで、終了後は翌年のため、一つ一つを和晒に包み保管しています。風鈴の短冊には、希望や夢、あこがれ等が書かれています。小学1年生の児童達のかわいらしい願い事が書かれたものや、こども園の園児達により絵付けされたきれいな風鈴もあります。風鈴を飾られた皆さんにとって、良い思い出となって欲しいものです。
Q.見どころについて教えてください
木々の自然の中に溶け込んだ風鈴を見るのもきれいですし、吹く風の強弱や流れる方向によって変化する風鈴の合奏を楽しんでいただくのもすてきです。心地よく響き合う音色で、心身ともに元気になり幸せを感じてもらえればと思います。
鶴埜さんにとっての風鈴まつり
Q.どのような時にやりがいを感じますか
風鈴の魅力を再認識してもらい、心身の健康回復のスポットになれたらとの思いから始めたことですが、「音色に癒されました」「とてもすてきで感動しました」「心が洗われる思いです」などのメッセージが綴られた感想ノートを読み返す時、全国各地から多くの方々がお越しいただいていることに元気をもらい、大きな励みになっています。
Q.今年は10周年になります。これからの抱負について教えてください
全国各地の特色ある風鈴を集め、そのコーナーを作り、それぞれの形や色、音の特徴を見たり聴いたりして楽しんでもらいたいです。
今後も、この風鈴まつりが地域の皆さんに受け継がれていってもらえたらうれしいです。
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