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Vol.6 「注染の新たなかたちに日々挑戦!」小松隆雄さん

更新日:2023年2月14日

小松隆雄こまつたかおさんは株式会社協和染晒工場の代表取締役を務める、中区の注染職人です。
日本の現代の名工、日本の伝統工芸士(経済産業大臣認定)としても知られています。
全国からも数々の注文があり、「注染と言えば小松さん」と謳われるほど幅広く活躍されています。
注染職人の道に入ったきっかけや創作に対する情熱などを伺いました。

小松隆雄さん

注染職人としての矜持

このお仕事を始めたきっかけを教えてください

親が注染の工場を経営していたこともあり、学生時代には工場でアルバイトをしていました。いずれは家業を継ぐつもりでしたが、大学を出て繊維関係の企業で営業職に就き2年間働いていました。その後、工場で働くようになってからは、学生時代のアルバイト経験があったこともあり、様々な工程を任されました。

作業工程で特に気を付ける点、こだわっている点などはありますか

手間を惜しまないことですね。どんなに時間がかかっても良いものをつくることを最優先しているので、細い線や小さい模様もきれいに染めていると思います。例えば、固着剤(染色の際に染料などを繊維に効果的に定着させるための薬剤のこと)を片面からしか付けない職人もいますが、私は両面から付けていますし、若い人にもそうするよう指導しています。このような一つひとつの積み重ねが信頼につながると思います。

これからどんなことに挑戦していきたいですか

これまでどおり、全ての要求に応えることをモットーとしていきたいですね。難しい注文にも挑戦してきましたし、これからもその気持ちは変わりません。ニット生地、麻100%の生地、Tシャツ生地など、通常では染められないと思われる生地にも染めたり、ふつうはできないと思われるほどの細かい模様を染めたりと、日々挑戦しています。

出来上がった作品をお客様に喜んでもらえた時は嬉しいですね。「あなたに頼んでよかった。」「他社では染められないものを染めてくれた。ありがとう。」と言ってもらえた時は特に嬉しいです。

中区のみなさんに一言をお願いします

中区にはこんなに素晴らしい伝統産業があるということを、区民の皆さんに知っていただければと思います。

小松さんの工場

株式会社 協和染晒工場
中区毛穴町355-2 電話番号072-271-0015

このページの作成担当

中区役所 企画総務課

電話番号:072-270-8181

ファクス:072-270-8101

〒599-8236 堺市中区深井沢町2470-7

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