このページの先頭です

本文ここから

南部丘陵の緑地保全について

更新日:2023年10月12日

 南部丘陵は堺市でも唯一の豊かな里山環境が残された貴重なエリアです。南部丘陵にあるまとまった緑地は、里地里山の多様な景観と豊かな環境を育む大切な緑地です。
 堺市では、南部丘陵に残されたまとまった緑地を次の世代に継承していくため、緑地保全制度を活用し、緑豊かな自然環境を保全、活用した取組を進めていますので、みなさまのご理解とご協力をお願いします。

南部丘陵の緑地の価値について

 南部丘陵の緑は、多様な動植物の生息地・生育地であるとともに、農業用水の水源や災害防止機能など多様な機能を有し、人々の生活に密着した役割をもっています。
 多様な生物が生息する「里地里山」として、子どもたちの「環境学習」の場として、地域文化を継承する「原風景」として、低炭素社会に貢献する「クールダム」として、そして堺市を流れる石津川の「源流域」として、市民にとっても非常に大切な緑地です。
 
 また、南部丘陵は、大阪府の「生物多様性ホットスポット」のAランク(平成26年10月)に選定されたエリアであり、また、環境省の「生物多様性保全上重要な里地里山(重要里地里山)」(平成27年12月)にも選定されています。

南部丘陵の緑地保全を進めていくエリアについて

 南部丘陵の中でも特に優先的に緑地保全を行っていくエリアを位置づけています。平成24年11月に「緑の政策審議会」から出された「南部丘陵における緑地保全の仕組みづくりについて(答申)」を受け、植生等の自然環境の評価が高く、優先して緑地を保全すべきところを「特に保全を優先すべき地区」(約160ヘクタール)として「堺市緑の基本計画」で位置づけています。
 堺市では、この「特に保全を優先すべき地区」において、特別緑地保全地区や保全緑地といった緑地保全制度の活用や普及啓発活動等を行いながら、優先的に緑地保全を行っていきます。

南部丘陵の緑地保全制度について

保全緑地

 堺市緑の保全と創出に関する条例に基づき、都市の良好な自然環境及び景観の形成並びに動植物の生息・生育地の確保を目的とした制度です。

  • 管理形態

土地所有者による管理になります。

  • 行為の制限

樹林に影響を与える行為は、事前に市長へ届出が必要です。

  • 指定状況

保全緑地面積:約2.6ha
                                      

特別緑地保全地区

 都市緑地法に基づき、都市の無秩序な拡大の防止に資する緑地、都市の歴史的・文化的価値を有する緑地、生態系に配慮したまちづくりのための動植物の生息、生育地となる緑地等の保全を図ることを目的とした制度です。

  • 税に関する優遇措置

・固定資産税評価額が最大1/2まで減免されます。
・相続税及び贈与税の評価額が8割評価減となります。
・特別緑地保全地区の指定により、市にその土地を売却する際には、譲渡所得(土地の売買による利益)が、2,000万円まで控除される場合があります。

  • 管理形態

・土地所有者による管理になります。
・管理協定を締結した場合は、市が管理します。

  • 行為の制限

樹林に影響を与える行為は市長の許可が必要です(原則として樹林に影響を与える行為は禁止)。

  • 指定状況

・名称:鉢ヶ峯寺特別緑地保全地区
・面積:約14ha
・指定年月日:令和2年2月3日

市民緑地契約制度

 都市緑地法に基づき、土地等の所有者と契約を締結して、市民緑地を設置管理する制度です。

  • 制度の概要

・都市計画区域内の300m²以上の土地が対象となります。
・契約期間は5年以上です。

  • 税による優遇措置

・堺市が緑地の管理を行うことにより、管理の負担が軽減されます。
・土地を市に無償で貸し付けた場合には、土地の固定資産税及び都市計画税が非課税となります。

  • 管理形態

堺市による管理になります。

南部丘陵における取組

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DCAdobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

このページの作成担当

建設局 公園緑地部 公園緑地整備課

電話番号:072-228-7424

ファクス:072-228-1336

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館17階

このページの作成担当にメールを送る
本文ここまで