新しい住居表示制度って何?
更新日:2012年12月19日
1 現在の住所は
みなさんは、大切なお客様が道に迷ったり、道をたずねられても、番地だけではすぐに答えられなかったりした経験をお持ちのことと思います。
現在使っておられる●●町●番地という住所は、明治のはじめ、財産として土地を特定するためにつけられた、土地の番号(地番)を住所に転用しているもので、もともと住所としてわかりやすく、工夫して付けられたものではないために、いろいろな不都合、不合理が生まれています。
最初は順序よく並んでいた地番も、道路建設や宅地開発などにより、飛び番ができたり、分合筆で枝番や欠番ができたりしていて、日常生活はもとより、社会的にも多くの不便が生じています。
2 新しい住居表示制度とは
このような問題を解消するために考え出されたのが「新しい住居表示制度」(住居表示に関する法律 昭和37年施行)で、町を丁割りし、街区符号と住居番号で住所を表す、合理的で便利な方法です。
住居表示の整備は全国の市街地で進められています。
堺市では、昭和40年から順次整備を進めており、現在、全世帯のおおよそ半数の方が、この制度のもとで生活されています。
3 住所の決め方
3-1 町の区域を、道路や河川などで区切り、わかりやすくします。
3-2 町を、道路や河川などで、いくつかの丁に区切ります(1丁から○丁)。
3-3 丁のなかを道路などで小さく分けて街区を決めます。
3-4 街区にそれぞれ街区符号をつけます。宿院交差点を起点にして近い街区から順序よく番号をつけます。
3-5 住居番号をつけます。
- 街区の周囲を7m(平成10年以前の実施については10m)間隔に区切り、宿院交差点に近い角から右回りに番号(基礎番号)をつけます。
- 建物の主要な出入口に接する基礎番号がその建物の住居番号となります。
- 建物が道路から入りこんでいる場合は、その建物から周囲の道路へ通じる通路の位置によって番号をつけます。・・・上図の住居番号4の場合などです。
- 二戸以上の建物の出入口が、1つの基礎番号に接する場合は、同一番号となります。・・・上図の住居番号7の場合などです。
3-6 マンション・団地などの場合
- 中高層の建物またはその他の集合住宅は、棟番号または基礎番号と、各部屋番号をあわせて住居番号とします。
4 住所の表し方は、建物によってちがいます
※告示された字は漢数字の「一丁」ですが、横書きのときは便宜上、アラビア数字の「1丁」で表しています。
このページの作成担当
市民人権局 市民生活部 戸籍住民課
電話番号:(住居表示係)072-228-8473
ファクス:072-228-0371
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館3階
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