建物をZEB化して、光熱費を削減しましょう!
更新日:2025年9月26日
本市では、国から脱炭素先行地域に採択された「堺エネルギー地産地消プロジェクト」の一環として、建物のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化を積極的に推進しています。
ZEB化には、光熱費の削減や企業イメージの向上など多くのメリットがあります。
ぜひ、皆様もZEB化をご検討ください。
脱炭素先⾏地域「堺エネルギー地産地消プロジェクト」の詳細はコチラ
ZEBの詳細はコチラ(【環境省】ZEB POTAL[ゼブ‧ポータル])
ZEBとは?
ZEBとは、省エネ(空調の高効率化・照明のLED化など)と創エネ(太陽光パネルの設置など)によって、年間の一次エネルギー消費量※を実質ゼロにすることをめざした建物です。
※一次エネルギー消費量:建物全体で使用されるエネルギー(電気・ガス)を熱量に換算した値
ZEBの分類
ZEBは、基準一次エネルギー消費量からの削減率に応じて4つに分類されます。
ZEB化のメリット
光熱費の削減
▽電気代などの光熱費が大幅に削減されます。
▽設備の更新・維持管理費も抑えられる可能性があり、長期的にはコスト削減効果が高いです。
※イニシャルコスト(設備改修費)とランニングコスト(光熱費・設備の維持費)の合計で比較した場合、一般的な省エネよりもZEB化の方が費用を抑えられる(費用対効果が高い)ケースがあります。
補助金の活用
▽国の補助金を活用して、空調・照明設備の改修費用を大幅に軽減できる可能性があります。
※建築物の省エネ関連の補助金については、大阪府の公式ホームページでご確認ください。
企業イメージの向上
▽ZEB化はSDGsへの貢献にもつながり、環境配慮型企業としての評価向上が期待できます。
▽採用活動や顧客からの信頼にも好影響を与える可能性があります。
ZEB化の進め方(手順)
ZEB化を進める際には、以下の手順(例)をご参考ください。
※国の補助金を活用する場合は、「ZEBプランナー」の関与が必要です。ZEBプランナーをお探しの方は、“一般社団法人 環境共創イニシアチブ”の公式サイトでご検索ください。
【一般社団法人 環境共創イニシアチブ】ZEBプランナー一覧検索
Step1:診断
建物の現状を診断し、ZEB化の可能性を確認します。以下のような建物は、ZEB化が比較的容易です。
・ 建物や設備の図面がある建物(ZEB化の設計やZEB認証の手続きに必要なため)。
・ 空調設備が更新時期に来ている建物(空調の高効率化がZEB化に必要なため)。
Step2:設計
ZEB化に向けた設備改修の設計を行います。補助金が採択されなかった場合の対応も事前に検討します。
Step3:ZEB認証の取得
第三者機関に申請し、ZEB認証を取得します。
※ZEB認証を取得できなかった場合は、再設計を行います。
Step4:補助金申請
国などのZEBの補助金を申請します。
※補助金が採択されなかった場合は、事前に決めた対応を行います。
建築物の省エネ関連の補助金については、大阪府の公式サイトをご参照ください。
Step5:改修工事
補助金の採択後、改修工事を行います。
Step6:検査・報告
補助金に関する検査や報告を行います。
事例(堺市役所本庁舎)
本市では、令和7年度から令和9年度にかけて、ESCO事業を活用して市役所本庁舎を「ZEB Oriented」に改修します。
■光熱⽔費の削減額(予定):年間 約4773万円(税込)
■省エネルギー率(予定):27.8%[21,722GJ/年削減]
■温室効果ガス排出量削減率(予定):28.2%[1,083t-CO2/年削減※]
※約494世帯分に相当(令和4年度の近畿地方の1世帯当たり排出量2.19t-CO2から算定)
参考サイト(リンク集)
ZEBや補助金について詳しく知りたい場合は、以下のWebサイトをご覧ください。
【大阪府】おおさかスマートエネルギーセンター(ZEB普及啓発事業)
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環境局 カーボンニュートラル推進部 脱炭素先行地域推進室
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