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令和4年度第3回堺市次期自転車利用環境計画策定検討懇話会

更新日:2022年12月13日

日時

令和4年10月20日(木曜) 13時30分から15時まで

場所

フェニーチェ堺文化交流室

出席委員

市田委員、奥村委員、小田委員、景山委員、澤本委員、中村委員、林委員(代理出席)、西谷委員、西森委員、
矢野委員、吉田委員(50音順)

資料

案件及び意見概要

1開会

2案件

(1)堺市自転車活用推進計画素案について
事務局説明(資料1、2)
【中村委員】
市民の会では、交通ルールを皆様に知っていただき、少しでも事故を減らすための活動をしている。しかし、イベントとして年1回から2回行っても身に付かない。交通ルールを知っていただくためには、わかりやすいサインや自転車通行環境を整備していくことで、自転車ルールが浸透していくのだと思う。自転車の講習会を実施することも良いが、それだけではなかなか人が集まらないのが現状である。
【吉田座長】
通常の交通安全教室で人を集めることは難しいが、スポーツや自転車関連の様々な楽しいイベントでは比較的人が集まる状況だと思う。イベントの開催方法や広報については、他都市でも色々な事例が出てきている。堺市で実施される様々なイベントを活用し、効果的に実施できる可能性はあるかと思う。教育の現場、特に高校生の自転車利用が多いというのは日本共通だと思う。安全教育を受けてから、通学がスタートする仕組みを考えるのも一つの方法だと思う。
【奥村委員】
自転車ルールについて、楽しいイベントの中で益々広がれば良いと思う。また、自転車が多様化する中で、どのような自転車に対しても安心して走れる通行環境の整備や譲り合えるマナーを学ぶことができる講習があれば良いと思う。
【吉田座長】
自転車の対歩行者の事故が減少していないことが、日本共通の課題になっている。自転車は歩道ではなく、できるだけしっかりした自転車の専用通行位置を明示して、そこを走るための通行環境の整備が必要である。自転車を利用する方々にも基本ルールをしっかり理解していただく必要があり、イベント等で引き続き啓発活動が必要だと思う。
【景山委員】
高齢者を対象にした自転車講習会に参加した。座学だけでなく、実地の講習もあったが、1度だけではなく2、3度受けることによりルールが身に付いていくのではないかと感じた。
【小田委員】
先日堺市のバリアフリーのまち歩きに参加した。段差がないことや、視覚障害者や聴覚障害者への情報提供だけでなく、交通ルールを示す情報をわかりやすく伝えることも非常に大切である。ルールを守ろうと思っていても、よくわからないので守れないということがないように、わかりやすい表示を進めていく必要がある。健康福祉プラザ等で実施しているイベントや支援学校でもルールを学ぶ機会を提供してもらいたい。
【吉田座長】
最近では、障害者の自転車利用という点では、どのような人でも自転車に乗ることができる「インクルーシブサイクリング」をキーワードに、移動手段として自転車が活用できれば良いと期待している。
【中村委員】
自転車を活用した都市の将来像についてだが、大きな理念として市民にとって堺に住んで良かったと感じてもらえれば愛着や誇りを持つようになる。また、来訪者には住みたいと感じてもらえるような都市魅力の創出が必要であり、それを実現するための手段としてサイクルシティ堺があると考える。
【矢野委員】
「安全・安心な自転車利用の推進」の指標として掲載している「自転車のルール・マナーに関する街頭における啓発者数」について、街頭啓発活動の際の通行者数を啓発者数として設定するよりも、指導された人数に着眼する方が意義がある。
【奥村委員】
SAKAI散走等は今すぐ行いたいと思う。特に自分の地域で行い、地域ごとの暗黙のルールや地域の人だけが知っている危険な場所について、子ども達や地域の人と一緒に自転車で走ることにより把握することができ、より安全性が高まると思う。楽しみながら、ルール、マナーが自然に身に付けば良いと思う。
【市田委員】
コラム「本市のめざす自転車文化」では、堺市の自転車産業の歴史的経緯や意義が世代を超えて伝承されているとあるが、本来文化を根付かせるには自転車産業の歴史だけではなく、散策や健康増進、文化、観光、環境等と自転車をそれぞれ掛け合わせて、それらも含めて世代を超えて伝承されていくのがあるべき姿だと思う。
【小田委員】
「施策13-1 災害時等における自転車活用の推進【新規】」とあるが、実際にどのような自転車の活用を想定しているのか。また「施策13-2 災害救助活動における自転車の活用」において、救助活動の自転車活用は物資の運搬だけでなく、移動が困難な方の避難行動にとっても意義あるものだと思う。
【事務局】
実際の災害時の避難では、過去の災害からも自動車での避難では渋滞なども懸念されることから迅速に避難する手段として日頃から自転車を活用できるようにしておく必要がある。また、避難所の生活の中で、職場や被災した自宅等に向かう際にも自転車を活用することができる。避難行動要支援者の移動の手段として自転車を活用していくことについては、重要な観点だと思っているため、それがわかるように文章表現を検討する。
【吉田座長】
シェアサイクルも事前にルールを決めていれば災害時に応用利用することも考えられるし、シェアサイクルのポートの設置に協力していただける企業も出てくると思う。
【矢野委員】
観光の目的としてシェアサイクルを含めて自転車を活用していくという点で、小学生低学年が乗れる自転車はあるのか。旅行先でサイクリングを楽しみたい時に様々な自転車があれば良いと思う。日頃からそのような自転車の準備があれば災害時の避難にも活用できる。
【事務局】
観光推進するための自転車利用であれば、シェアサイクル以外にも観光レンタサイクルがあり、子乗せ自転車等、多様な自転車を用意している。
【吉田座長】
海外におけるシェアサイクルを例に考えると、子どもの自転車や子どもを乗せられるカーゴバイクのような自転車等を展開している都市がある。シェアサイクルについては、観光や防災の観点からも多様な自転車の可能性を今後検討していくべきだと思う。
【中村委員】
堺市でも自転車の楽しいイベントを行ってほしいと思う。全国には、しまなみ海道がサイクリストの聖地として宣伝され、四国全体で機運を醸成されているし、琵琶湖一周の「ビワイチ」や淡路島一周の「アワイチ」等もある。今後堺市でも大和川サイクルラインや石川サイクルラインを活用しながら、自転車地図を作成し、様々な方に参加してもらえるイベントを開催できれば良いと思う。また、長期的な視点では、駅周辺の再開発に合わせて、特に堺東駅周辺においては駐輪場を設置して実用性を兼ね備えたシンボリックなものを検討してもらいたい。
【吉田座長】
駐輪場として、海外の事例では子育てしている方のためにスペースを少し広くとったもの等がある。様々な方が利用しやすいようにニーズを的確に捉え、老朽化した施設を改善する際にも対応してもらいたい。また、駐輪場を自転車の置き場所としてだけではなく、多様な自転車を貸し出すこともアイデアの一つだと思う。
【市田委員】
「13-2 災害救助活動における自転車の活用」において、災害活動を支援する電動アシスト自転車は災害に備えて日頃からメンテナンスしているかとは思うが、災害のために利用するだけでなく、日常的な活用方法もあるのではないかと考える。
【澤本委員】
駐輪場に電動アシスト自転車の充電設備があれば、電動アシスト自転車の利用者も安心して少し遠い距離も行くことができる。
また、子ども乗せ自転車は大型化しているため、対応した駐輪場が増えれば利便性の向上につながる。
【林委員(代理出席)】
先程わかりやすい表示や走りやすい道路というご発言があり、道路管理者としても自転車利用者目線で、通行空間を検証しながら進めていくべきだと思う。また、資料にあるヘルメットの着用率も重要だが、保有率という視点も必要だと思う。
【西谷委員】
駅前の駐輪場の整備については、堺市が主体となっている堺東の高架事業を進める中で、情報共有していきたい。公共交通事業者としては交通安全について非常に重要視している。施策8を「快適に自転車が通行するための啓発」として「快適性」を求めている中で、「施策8-1 安全・安心・快適な自転車通行環境を確保するための啓発」とすると「安全・安心」が先行しているため、表現を工夫する必要がある。
【西森委員】
大阪府下でも自転車の交通違反に対する取締を強化しており、昨年では3,000人以上に交通切符を交付している状況である。また、警察においても自転車の安全利用に関して注目しているが、生活に身近な乗り物である自転車のルールやマナーをどのように根付かせていくか難しいところではある。警察では、自転車に関する交通事故が多い場所、路線の大阪府警ホームページでの公開や自転車指導啓発重点地区及び路線の周知などを実施している。自転車の有効活用ももちろん進めるべきだが、自転車の交通安全の取組として、今後も自転車指導啓発重点地区及び路線を積極的に周知していく必要がある。

(2)その他
今後の予定について事務局から説明

(終了)

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建設局 サイクルシティ推進部 自転車企画推進課

電話番号:072-228-7636

ファクス:072-228-0220

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