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幼児教育実践交流セミナー

更新日:2024年1月30日

 大阪府より幼児教育アドバイザーの認定を受けた方等を対象に、研修や情報交換を通して幼児教育の実践力向上を図り、研修のファシリテートや経験の浅い教員への指導助言などを担う、各施設の中核となる保育者を育成することを目的としたセミナーを実施しています。

令和5年度の様子

 令和5年度は、昨年度からのメンバーで2年めの幼児教育実践交流セミナーを行っています。施設間交流を中心に、理論学習と往還させたセミナーとして開催。「園内研修を活性化し、保育が楽しくなるセミナー」をテーマに掲げ、学び合いを行っています。

令和5年5月11日(木曜)

 はじめに、常磐会短期大学いずみがおか幼稚園の保育見学を振り返り、参加された先生方からの感想をいただきました。その後、持ち寄った園内研修計画をもとにグループで情報交換を行いました。「今回聞いた内容を自分の園でもやってみたい。」「研修内容を見直し、もっと全職員が参加できる園内研修を実践していきたい。」など、他園のアイデアから、自園の研修のコーディネートに生かせるような新しい視点の交流が進みました。
 最後に、常磐会短期大学の中村妙子准教授から「ちょこっと公開保育を広げよう」「その園らしさをそこなわずにありのままの研修スタイルを」「保育の可視化とカリキュラムマネジメント」とセミナー生にミッションをいただきました。
 参加者からは、「ドキュメンテーションは、自園では無理だと勝手に感じていたが、掲示場所を変えれば保護者の方等の目に留まるのではないかと考えを改める機会になった。」「園内研修を実施する際の悩みを伝えあうことで、意見をいただき参考になることが多くあった。」「各園で目標としている人材育成という部分に関して、アプローチの違いが園それぞれあり、大変参考になった。」などの感想がありました。

令和5年10月26日(木曜)

 はじめに、5月~7月に行われた施設間交流の様子の報告と、情報交換を行いました。写真等も使いながら実際に参加できなかった方々にもわかりやすく研修内容が紹介され、公開保育体験談も語られました。それから、今後の施設間交流について担当指導主事から説明し、各グループでの情報交換も行いました。
 最後に、常磐会短期大学の中村妙子准教授から「園で取り組む人材育成~ミドルリーダーの役割を考える~」と題して、講話がありました。
 参加者からは、「園内研修をすることで、保育の質の向上につながり、園の雰囲気も良くなり、子どもにとって良い環境がうまれる。子どもが主体的になる保育をすすめていける環境をしっかりつくっていきたい。」「園内研修は、短い時間でも少しずつ学べる職場環境をつくっていくことが大切だと感じた。」「グループ交流では、色々な業務はあるけれど「子どものために」という意見に原点に戻る思いがした。」「中村先生のご講話からは、時代や子どもを取り巻く生活の変化に柔軟に応じながら、保育の中で大切にしたいことを職員集団で工夫しながら探っていくことが大切ということを学んだ。」などの感想がありました。

令和6年1月18日(木曜)

 2年間、理論と実践を往還させながら学んできた幼児教育実践交流セミナーのまとめとして、これまで取り組んできた自園の園内研修の事例発表とグループ交流・全体交流を行いました。
 最後に、セミナー講師である常磐会短期大学の中村妙子准教授から2年間の総括として、今後も施設どうしの交流や保育者間の交流を大事にしながら、問いを持ち続けてほしいという激励のお話がありました。
 参加者からは、「講演では、ミドルリーダーに求められる具体的なお話をいただいたので参考になった。自園の保育理念を大切にしながら、幼児教育の現状や課題を踏まえてどんなことに取り組んでいくのか、年度初めに職員全体で確認していきたい。」「施設間交流は、いろいろな園の取り組みを聞ける貴重な場となり、とても有意義な時間だった。また、同じ悩みをもっていることなどについて共有出来て良かった。」「グループ交流では、同じ区の先生方を中心に情報交換ができた。研修方法や討議方法など園に持ち帰って活用することができた。」などの感想があり実りの多いセミナーになりました。

令和4年度の様子

 令和4年度から新しいメンバーで2年計画の幼児教育実践交流セミナーを行っています。
 園内研修の事例紹介や施設間交流を通して、幼児教育の実践力向上を図り、各施設の中核となる人材の育成をめざしています。常磐会短期大学の中村妙子准教授を講師にお迎えして、園内研修の充実に向けた講演もいただきます。

令和4年6月30日(木曜)

 セミナーの趣旨説明の後、小グループに分かれ、自園で取り組んでいることや工夫していること、研修に参加して知りたいこと等について交流しました。その後、中村妙子准教授から「保育がもっと楽しくなる園内研修」と題して、ご講演いただきました。
 参加者から、「皆でボードに出し合った『学びたいこと』を、2年間の研修の後にはしっかりと身に付けたい」との声が聞かれ、意欲的なスタートとなりました。

令和4年10月27日(木曜)

 園内研修のための情報提供の後、グループに分かれて、「今までに取り組んできた園内研修の中で、最も学びが深かったのは、どのような研修でしたか?」という内容で話し合い、ワールドカフェ方式で参加者同士の共有を図りました。その後、常磐会短期大学の中村妙子准教授から「子ども理解~ドキュメンテーション作成にあたっての留意点~」と題して、ご講話いただきました。
 個々に感じていたことを共有することで、どんな園内研修であると参加しやすいのか、学びが楽しくなるのかなど視点が広がり、実り多い研修となりました。

令和5年1月19日(木曜)

 はじめに、かなおか保育園の園長先生はじめ、先生方から「かなおか保育園の園内研修と取組について」講話をしていただきました。園の保育理念をどのように職員で共有し、体制づくりを行うか、その工夫は様々です。今回は、かなおか保育園の園内研修の取組や実践から学び「職員が楽しみながら研修に参加できる工夫がされている」「子どもの心の動き“わくわく”の追いかけ方がとても勉強になった」などの感想がありました。
 グループ討議では、「園内研修の時間をつくるのが難しいが、キャリア別にすると話が盛りあがるかも。」「若い人が意見を出せるようにしたい。付箋方式はいい方法だと思った。」など、各園での悩みの共有や新しい視点の交流が進みました。
 その後、常磐会短期大学の中村妙子准教授から「幼児教育の質向上に向けて~幼児教育実践交流セミナー参加の先生方に期待していること~」と題して、ご講話をいただきました。
 参加者からは、「様々な立場の教員と学び合いながら、保育を楽しく改善していけるよう努力したい。」「『ちょこっと公開保育』を楽しみにし、自園にも取り入れていきたい。」などの感想がありました。

令和2年度・3年度の様子

令和2年度・3年度の幼児教育実践交流セミナーは、2年計画で行っています。 
遊びが充実した事例や、子どもの育ちや学びにつながった事例を持ち寄り、環境構成や援助について学びを深めます。常磐会短期大学の中村妙子准教授を講師にお迎えし、保育に活用できるような発信をめざしています。

令和2年8月6日(木曜)

 常磐会短期大学の中村妙子准教授をお迎えし、「幼児教育で大切にしたいこと」をテーマにご講演いただきました。幼児期の遊びを大切にした保育が、いかに子どもの育ちや学びにつながるか、具体的な事例を交えてお話いただきました。
 参加者からも、「子どもたちが主体となって遊んだ時のわくわく感、ときめき、ひらめき、心揺さぶられる体験を、子どもと一緒に楽しんでいきたいと改めて思いました」「若い先生の指導をする際にも否定でなく、肯定的に。そして、ともに考えよりよい保育をチームでしていきたいと強く思いました」との声が聞かれ、充実した研修となりました。
 

令和3年7月20日(火曜) 

 「令和3年度 幼児教育実践交流セミナー」を開催しました。昨年度に引き続き、常磐会短期大学の中村妙子准教授にご指導を賜り、シリーズで研修を進めています。前半、「育ちや学びを捉えるヒント~明日の保育へつなぐ」をテーマにご講演いただき、幼児教育で大切にすることや保育の専門性やメンタリングによる人材育成について学びました。後半は、各園の実践事例をもとに、遊びが充実した背景にある環境構成や教師の援助について、グループ間での意見交換と全体報告を行いました。
 次回は、グループごとに具体的な事例検討、分析を行い、実践に役立つ事例集の作成に向けて、まとめを行っていく予定です。

令和3年10月28日(木曜)

 10月28日(木曜)堺市教育センターにて、「令和3年度 第2回幼児教育実践交流セミナー」を開催しました。
 今回は、各園から持ち寄った事例について、グループごとに検討や分析を行い、実践に役立つ事例集の作成に向けて、「どうすれば保育で大切にしたいポイントをわかりやすく伝えることができるか」など、意見交流を行いました。どのグループも活発な意見交流がなされ、改善策が提案されました。全体交流では、どんな話合いが進んだのか意見を出し合うことで、事例集作成にあたって留意したい視点が増え、次回の事例検討、分析につながる交流報告となりました。
 第2回の指導助言として、常磐会短期大学の中村妙子准教授より、メンターとしての評価につながる講評や若手保育者が育つための心構えとして傾聴することの大切さなどを教えてもらい、自らの資質・能力を高めるためのお話をしていただきました。
 第3回は、事例集の完成に向けて取り組みます。

令和4年1月25日(火曜)

 1月25日(火曜)「令和3年度 第3回幼児教育実践交流セミナー」を開催しました。
 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンラインでの開催となりました。
 常磐会短期大学の中村妙子准教授より、各グループが実践に役立つ事例集としてまとめた事例について、そこから見える子どもの見方や保育で大切にしたい環境構成や援助など、解説と講評をいただき、2年間の取組の成果を確認することができました。
 第3回は、オンラインでの研修となりましたが、グループごとの交流もでき、参加者どうし、まとめや振り返りを行うことで、充実した研修になりました。
 最後には、中村准教授より、「幼児教育の質向上につながる担い手となり、自園や地域で活躍し、幼児教育の意義を発信したり、施設間交流を行ったりして、学びを続けてほしい。」と、期待のことばもいただきました。
 新任保育者等を対象とした実践に役立つ事例集は、完成次第、ホームページに掲載予定です。

2年間のセミナーの成果として、保育経験が少ない先生方の保育の参考になればという思いで事例集を作成しました。子どもたちの育ちを支えるヒントとして、園内での研修等にご活用ください。

初任者等を対象とした「保育に役立つ事例集」を作成しました

令和元年度の様子

~参加者からの声~
・幼稚園やこども園、保育園と様々な施設の先生方と意見交流ができる機会で、有意義な学びをさせていただいた。
・他園の取り組みや同じテーマでも園によって展開の仕方が違い勉強になった。
・府の幼児教育アドバイザー認定者等、ある程経験のあるメンバーで同じ立場の先生方と話をすることで、深まりがあり、みになる研修になったと感じる。自分が学ぶ場としてありがたい。

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このページの作成担当

教育委員会事務局 教育センター 能力開発課 幼児教育グループ

電話番号:072‐270‐8120

ファクス:072‐270‐8130

堺市中区深井清水町1426番地 堺市教育文化センター(ソフィア・堺)

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