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「けいれん発作とてんかんについて」

更新日:2015年12月26日

けいれん発作ってなぁに?

けいれん発作は、脳内の異常な電気的活動によって引き起こされます。発作を持っているお子さんは、短い時間意識を失ったり、全身が強く震えたり、変わった動きを繰り返ししたり、宙を見つめたりするかもしれません。

てんかんってなぁに?

てんかんは、発熱や頭部の外傷のような明らかな原因によって引き起こされたのではない発作が、2回もしくはそれ以上の起こることと定義されています。

自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもにおいて、発作はどれぐらいの頻度で起こりますか?

ASDの子どものおよそ4人に1人程度にてんかん発作があります。その多くは、幼児期から低学年、または中学生ぐらいで始まります。知的にゆっくりなASDの子ども、もしくは話すことの難しいASDの子どもは発作のリスクが高いと言われています。

医師はどのようにして、てんかん発作を診断するのですか?

ASDの子ども達には、反復運動や長い時間物をじっと見るというような様子がしばしば見られます。医師はそのような自閉的な行動と、発作との違いを診断します。脳波の検査で、脳の中の電気の流れを記録することができ、けいれん発作かどうかの判別に用いられます。

全てのASDの子どもは、脳波の検査を受けるべきですか?

全てのASDの子どもに脳波の検査が必要なわけではありません。医師が、おそらくてんかん発作であろうと考えるようなエピソードがあった時、あるいは急に言語のスキルが失われた時などに、検査をすすめるでしょう。

てんかん発作は、どのように治療するのですか?

多くの場合、「抗けいれん薬」と呼ばれる薬が、発作をコントロールするのに役立ち、主な治療薬として用いられています。しかし、それらの薬は、一般的に発作の回数を減らすことができますが、完全に発作をなくすことができるとは限りません。脳波の結果に異常があっても、目に見える発作が起こらない子どももいます。目に見える発作が起こらない子ども達に抗けいれん薬を用いることが、その子どものためになるかどうかは、まだ明らかになっていません。

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