令和4年度食品、添加物等の年末一斉取締りの結果について
更新日:2024年3月19日
食中毒防止、食品の安全性及び表示の信頼性を確保するため、市内食品関係施設に対し一斉監視を行ったので、その結果をお知らせします。
1 実施期間
令和4年12月1日(木曜日)から令和4年12月28日(水曜日)まで
2 監視指導結果
以下(1)から(9)の施設を中心に立ち入り、施設の衛生管理や食品の表示等について監視指導を行いました。違反等のあった施設については今後も監視指導を継続します。
(1)百貨店、スーパーマーケット等の食品量販施設
対象129施設のうち、67施設に立ち入り調査を行いました。
一般衛生管理や表示についての違反事項
調査した施設のうち、違反件数は77件でした。違反内容を表1に示しました。主な違反内容としては、温度管理の不備、食品の原材料の原料原産地表示や食品添加物表示の欠落等がありました。これら全ての施設に、改善を図るよう指導を行いました。
違反内容 | 件数(件) |
---|---|
温度管理の不備 | 12 |
衛生管理の不備 | 1 |
許可証不掲示 | 7 |
アレルギー物質の表示不備 | 10 |
原材料名の表示不備 | 11 |
原料原産地の表示不備 | 12 |
食品関連事業者の表示不備 | 2 |
添加物の表示不備 | 15 |
保存方法の表示不備 | 2 |
期限表示の表示不備 | 1 |
原産国名の表示不備 | 1 |
その他表示不備 | 3 |
合計 | 77 |
HACCPの考え方を取り入れた衛生管理の実施状況および営業届出について
対象129施設のうち衛生管理計画については112施設で作成されており、そのすべてで記録も確認できました。一方、本部が計画を管理している等、現場で記録のみ確認できた施設が8施設認められました。未実施の施設や不備があった施設については、手引書等を配布し、早期の導入および改善のための指導を行いました。
また、百貨店・スーパーとして営業届出済みの施設は119施設でした。前年度と本年度の監視実施施設数は異なるものの、前年度と比較して約20%増加しました。未届施設に関しては届出するよう指導を行いました。
衛生管理計画作成済みの施設 112施設
記録作成保管済み施設 120施設
営業届出済みの施設 119施設
(2)仕出し屋等の大量調理施設及び集団給食施設
56施設に立ち入り、施設の衛生管理、食品の衛生的な取り扱い等について指導を行いました。
(3)広域流通食品の製造施設
4施設に立ち入り、施設および食品の衛生管理等について確認を行いました。
(4)生食用又は加熱不十分な食肉(鶏、牛内臓、馬、レアハンバーグ等)を提供する施設
101施設に立ち入り、施設および食品の衛生管理等について確認および指導を行いました。
(5)生食用食肉(牛ユッケ、牛タタキ等)取扱施設
10施設に立ち入り、調理・加工・提供の状況、施設および食品の衛生管理等について確認および指導を行いました。
(6)鶏肉を飲食店営業者に販売する施設
10施設に立ち入り、施設の衛生管理、食品の衛生的な取り扱い、鶏肉を客に調理・提供する際には加熱が必要である旨の情報伝達を販売の際に行うことについて指導しました。
(7)野生鳥獣肉(シカ、イノシシ等)取扱施設
7施設に立ち入り、取り扱う野生鳥獣肉の入手経路について確認し、提供時には十分に加熱するよう指導を行いました。
(8)牛の脊柱(せきちゅう)の取扱施設
3施設に立ち入り、施設および食品の衛生管理等について確認を行いました。
(9)ふぐの取扱施設
41施設に立ち入り、ふぐの有毒部位の適正な取扱いについて確認を行いました。
3 収去検査結果
ゆでだこ、発色剤を使用した食品について、5検体(すべて国産品)の収去検査を実施し、違反は発見されませんでした。
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