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大麻に注意!

更新日:2024年3月6日

大麻の乱用者の増加

「令和4年における組織犯罪の情勢(警察庁発表)」によると、大麻事犯の検挙数は過去最多を記録した前年に続く高い水準にあり(令和4年の検挙件数6,705件、検挙人員5,342人)、特に若年層による乱用が問題となっています。

大麻事犯、検挙件数及び検挙人員の推移

大麻とはなに?

大麻草の葉を乾燥したものや、樹脂を固めたもので、「ハッパ」、「チョコ」、「グラス」、「クサ」、「野菜」などと呼ばれています(隠語と言います)。また、見た目では大麻とはわからない様々な形があり、注意が必要です。

大麻草、乾燥大麻の写真

大麻樹脂、大麻ワックス、大麻リキッドの写真

大麻にはTHC(テトラヒドロカンナビノール)という有害な成分が含まれており、「大麻取締法」で厳しく規制されています。使用することはもちろんのこと、無許可の栽培や所持等も法律で厳しく罰せられます。

大麻の身体への影響

大麻については、「身体への悪影響がない」「依存性がない」などの誤った情報が流れています。しかし実際には、めまい、嘔吐、平衡感覚障害などの感覚の変調をきたす恐れがあり、長期使用では男性では精子異常、女性では月経異常・胎児への影響等が報告されています。また、精神への悪影響があり、大麻精神病(注釈1)や無動機症候群(注釈2)に襲われるようになります。

  • (注釈1)幻覚や妄想、興奮状態などの精神異常
  • (注釈2)物事に無関心になり、まるで人が変わったように見えたり、毎日ゴロゴロして何もやる気がない状態

薬物依存の悪循環

大麻を乱用し続けると何度でもくり返して使いたくなる「依存」を引き起こします。いったん依存になってしまうと、「快感を得るため」だけでなく、クスリが切れた時に感じるイライラや不安等から逃れるためにさらに大麻を使ってしまいます。一回だけと思って始めた人も、薬物の「依存性」と「耐性(注釈3)」によって使用する量がどんどん増えていき、どうしようもない悪循環に陥ります。そうなると自分の意志だけではやめることは出来なくなります。安易な気持ちで絶対に手を出してはいけません。

依存のイメージ図

  • (注釈3)使用をくり返しているうちに、それまでと同じ量では効かなくなる性質のこと。

薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」

大麻について正しい知識を身に着け、甘い誘いにはきっぱりと断る勇気を持ちましょう。また、自分自身や家族、友人を大切にする気持ちを持ちましょう。薬物乱用はたった一回でも「ダメ。ゼッタイ。」です。

大麻に関する情報


<出典> 厚生労働省、(公益財団法人)麻薬覚せい剤乱用防止センター、警察庁

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