このページの先頭です

本文ここから

化学物質過敏症について

更新日:2024年7月1日

化学物質過敏症とは

 化学物質過敏症は、特定の化学物質に対して、微量でも長い間摂取し続けた場合や、短い期間でも大量に摂取してしまった場合に、体内における許容量を超えてしまうと、その後わずかな化学物質にも過敏に反応し、健康被害の症状があらわれるといわれています。
 化学物質に反応する度合いは個人差が大きいため、同じ環境にいても発症する人としない人がいます。また、症状が出る場合においても、人によって症状が異なるなど、発症などのしくみについては未解明な部分があり、治療方法なども確立されていません。

化学物質過敏症の発症原因と症状

 発症原因の半数以上が室内空気の汚染です。自宅や職場、学校などの新築や改装などで使われる建材、塗料、接着剤から放散されるさまざまな化学物質が室内空気を汚染します。また、家庭用の殺虫剤や防虫剤、芳香剤やたばこの煙なども汚染原因となります。その他、衣料用洗剤、シャンプー、柔軟仕上げ剤、整髪剤、化粧品、香水など身の回りにある化学物質が原因となります。
 症状として目がかすむ、鼻がかゆい、耳なりがする、のどが痛い、下痢、便秘、吐き気、動悸、息切れ、筋肉痛、肩こり、頭痛、喘息、けいれん、湿疹、不眠などがあります。

化学物質過敏症についてご理解とご協力のお願い

 化学物質過敏症のことはまだまだ知られていません。体調不良があっても、更年期障害や精神疾患などの別の病気と診断されていたり、気のせい、異常なし、原因不明として放置されていたりすることもあります。原因のわからない体調不良で苦しんでおられる方や、周囲の理解がないことで苦しんでおられる方がいます。多くの方に化学物質過敏症について知っていただくことと、家庭や地域、職場、学校内の化学物質をできるだけ減らすようにすることが必要です。
 皆さんの周りにも化学物質過敏症の方がいらっしゃるかもしれません。身の回りの何気ないものがその方の症状を悪化させることにつながるかもしれません。柔軟仕上げ剤や香水などの香りについてもご配慮をお願いいたします。

関連サイト

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DCAdobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

このページの作成担当

健康福祉局 保健所 保健医療課

電話番号:072-228-7582

ファクス:072-222-1406

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館6階

このページの作成担当にメールを送る
本文ここまで