2019年　第52週(令和元年12月23日から令和元年12月29日)：堺市

更新日：2022年7月15日

報告定点数　　小児科定点（19）　　インフルエンザ定点（29）　　眼科定点（5）　　基幹定点（2）

今週のトピックス

「インフルエンザ　注意報レベル超え続く」

　2019年第52週の小児科及び眼科定点把握感染症は前週比24.4%増の224例の報告があった。報告の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性角結膜炎の順である。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ6.63、3.47、0.60であった。
　感染性胃腸炎（警報レベル開始基準値：20、注意報レベル基準値なし）は47%増の126例の報告で、定点当たり報告数は中区14.00、西区7.25、北区6.83である。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎（警報レベル開始基準値：8、注意報レベル基準値なし）は6%減の66例の報告で、定点当たり報告数は堺区7.33、北区4.17、南区2.50であった。
　流行性角結膜炎（警報レベル開始基準値：8、注意報レベル基準値なし）は、200%増の3例の報告である。
　インフルエンザ（警報レベル開始基準値：30、注意報レベル基準値：10）は、7%減の578例の報告があり、定点当たり報告数は19.93で、注意報レベル超えが続いている。大阪府内の定点当たり報告数は17.72で全ブロックで注意報レベルを超えており、今後も発生動向に注意を要する。感染予防のため、手洗い、マスク着用、咳（せき）エチケット、ワクチン接種など、一人一人が「かからない」、「うつさない」対策が重要である。

今週のトピックス

インフルエンザ

2019年　第52週(令和元年12月23日から令和元年12月29日)
区別定点当たり報告数かっこ内は定点医療機関数	北区 (8)	堺区 (4)	西区 (7)	中区 (3)	南区 (5)	東区 (1)	美原区 (1)	合計 (29)
	17.13	14.75	21.86	19.00	26.00	29.00	13.00	19.93

※定点当たり報告数＝患者報告数／定点医療機関数
　定点医療機関は、本事業の報告にご協力いただいている医療機関です。
　なお、インフルエンザの集計値は、内科と小児科から報告があったものとしていますが、東区と美原区については、小児科の定点医療機関がないため内科からの報告数を示したものです。

インフルエンザ発生状況

小児科定点把握疾患

2019年　第52週(令和元年12月23日から令和元年12月29日)
区別かっこ内は定点医療機関数	北区 (6)	堺区 (3)	西区 (4)	中区 (2)	南区 (4)	東区 (0)	美原区 (0)	合計 (19)
RSウイルス感染症	0.50	0.33	0.00	0.00	0.50	－	－	0.32
咽頭結膜熱	0.17	1.00	0.00	0.50	0.50	－	－	0.37
Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎	4.17	7.33	1.75	1.00	2.50	－	－	3.47
感染性胃腸炎	6.83	4.67	7.25	14.00	3.50	－	－	6.63
水痘	0.00	0.33	0.00	0.50	0.25	－	－	0.16
手足口病	0.00	0.00	0.50	0.00	0.00	－	－	0.11
伝染性紅斑	0.83	0.33	0.25	0.00	0.25	－	－	0.42
突発性発しん	0.00	0.00	0.75	0.00	0.00	－	－	0.16
ヘルパンギーナ	0.00	0.00	0.00	0.00	0.00	－	－	0.00
流行性耳下腺炎	0.00	0.00	0.00	0.00	0.00	－	－	0.00

※定点当たり報告数＝患者報告数／定点医療機関数
　定点医療機関は、本事業の報告にご協力いただいている医療機関です。

・上位3位疾患グラフ
　（グラフの数字は、定点当たり報告数）

上位3疾患グラフ

・小児科定点把握疾患　患者発生状況グラフ

区役所別の患者発生状況グラフ

眼科定点疾患

2019年　第52週(令和元年12月23日から令和元年12月29日)
定点当たり報告数かっこ内は定点医療機関数	堺市 (5)
急性出血性結膜炎	0.00
流行性角結膜炎	0.60

※定点当たり報告数＝患者報告数／定点医療機関数
　定点医療機関は、本事業の報告にご協力いただいている医療機関です。

基幹定点把握疾患

2019年　第52週(令和元年12月23日から令和元年12月29日)
定点当たり報告数かっこ内は定点医療機関数	堺市 (2)
細菌性髄膜炎	0.00
無菌性髄膜炎	0.00
マイコプラズマ肺炎	1.50
クラミジア肺炎（オウム病を除く）	0.00
感染性胃腸炎（ロタウイルスによる）	0.00