2019年 第49週(令和元年12月2日から令和元年12月8日):堺市
更新日:2022年7月15日
報告定点数 小児科定点(19) インフルエンザ定点(29) 眼科定点(5) 基幹定点(2)
今週のトピックス
「インフルエンザ さらに増加」
2019年第49週の小児科及び眼科定点把握感染症は前週比5.7%増の203例の報告があった。報告の第1位はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で以下、感染性胃腸炎、RSウイルス感染症/手足口病の順である。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ4.37、3.63、0.68/0.68であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報レベル開始基準値:8、注意報レベル基準値なし)は34%増の83例の報告で、定点当たり報告数は堺区6.33、南区5.50、北区4.67である。
感染性胃腸炎(警報レベル開始基準値:20、注意報レベル基準値なし)は17%減の69例の報告で、定点当たり報告数は北区5.33、堺区4.33、西区3.75であった。
RSウイルス感染症(警報レベル開始基準値、注意報レベル基準値なし)は、160%増の13例の報告で、定点当たり報告数は南区1.75、北区1.00である。
手足口病(警報レベル開始基準値:5、注意報レベル基準値なし)は、18%増の13例の報告で、定点当たり報告数は西区1.50、中区/南区1.00であった。
インフルエンザ(警報レベル開始基準値:30、注意報レベル基準値:10)は、70%増の242例の報告があり、定点当たり報告数は8.34である。大阪府内でも95%増の定点当たり報告数3.87と急増し、今後も発生動向に注意を要する。感染予防のため、手洗い、マスク着用、咳(せき)エチケット、ワクチン接種など、一人一人が「かからない」、「うつさない」対策が重要である。
定点把握感染症報告状況
インフルエンザ
区別定点当たり報告数 かっこ内は定点医療機関数 |
北区 (8) |
堺区 (4) |
西区 (7) |
中区 (3) |
南区 (5) |
東区 (1) |
美原区 (1) |
合計 (29) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13.13 | 5.50 | 3.00 | 11.67 | 7.00 | 11.00 | 13.00 | 8.34 |
※定点当たり報告数=患者報告数/定点医療機関数
定点医療機関は、本事業の報告にご協力いただいている医療機関です。
なお、インフルエンザの集計値は、内科と小児科から報告があったものとしていますが、東区と美原区については、小児科の定点医療機関がないため内科からの報告数を示したものです。
小児科定点把握疾患
区別定点当たり報告数 かっこ内は定点医療機関数 |
北区 (6) |
堺区 (3) |
西区 (4) |
中区 (2) |
南区 (4) |
東区 (0) |
美原区 (0) |
合計 (19) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RSウイルス感染症 | 1.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 1.75 | - | - | 0.68 |
咽頭結膜熱 | 0.33 | 1.67 | 0.25 | 0.00 | 0.50 | - | - | 0.53 |
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 |
4.67 | 6.33 | 2.25 | 2.50 | 5.50 | - | - | 4.37 |
感染性胃腸炎 | 5.33 | 4.33 | 3.75 | 2.50 | 1.00 | - | - | 3.63 |
水痘 | 0.33 | 0.33 | 0.25 | 1.00 | 0.00 | - | - | 0.32 |
手足口病 | 0.00 | 0.33 | 1.50 | 1.00 | 1.00 | - | - | 0.68 |
伝染性紅斑 | 0.00 | 0.67 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | - | - | 0.11 |
突発性発しん | 0.50 | 0.33 | 0.25 | 0.50 | 0.25 | - | - | 0.37 |
ヘルパンギーナ | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | - | - | 0.00 |
流行性耳下腺炎 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | - | - | 0.00 |
※定点当たり報告数=患者報告数/定点医療機関数
定点医療機関は、本事業の報告にご協力いただいている医療機関です。
・上位3位疾患グラフ
(グラフの数字は、定点当たり報告数)
・小児科定点把握疾患 患者発生状況グラフ
眼科定点疾患
定点当たり報告数 かっこ内は定点医療機関数 |
堺市 (5) |
---|---|
急性出血性結膜炎 | 0.00 |
流行性角結膜炎 | 0.00 |
※定点当たり報告数=患者報告数/定点医療機関数
定点医療機関は、本事業の報告にご協力いただいている医療機関です。
基幹定点把握疾患
定点当たり報告数 かっこ内は定点医療機関数 |
堺市 (2) |
---|---|
細菌性髄膜炎 | 0.00 |
無菌性髄膜炎 | 1.00 |
マイコプラズマ肺炎 | 2.00 |
クラミジア肺炎(オウム病を除く) | 0.00 |
感染性胃腸炎(ロタウイルスによる) | 0.00 |
※定点当たり報告数=患者報告数/定点医療機関数
定点医療機関は、本事業の報告にご協力いただいている医療機関です。
感染症発生情報 1類・2類・3類・4類・5類・指定(全数把握分、堺市)はこちらへ
国立感染症研究所 感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)