2019年 第48週(令和元年11月25日から令和元年12月1日):堺市
更新日:2022年7月15日
報告定点数 小児科定点(19) インフルエンザ定点(29) 眼科定点(5) 基幹定点(2)
今週のトピックス
「インフルエンザ 増加続く」
2019年第48週の小児科及び眼科定点把握感染症は前週比14.3%増の192例の報告があった。報告の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、水痘の順である。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ4.37、3.26、0.68であった。
感染性胃腸炎(警報レベル開始基準値:20、注意報レベル基準値なし)は26%増の83例の報告で、定点当たり報告数は北・東・美原区6.00、堺区5.67、中区4.00であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報レベル開始基準値:8、注意報レベル基準値なし)は2%増の62例の報告で、定点当たり報告数は中区4.50、堺区4.00、北・東・美原区3.83である。
水痘(警報レベル開始基準値:2、注意報レベル基準値1)は、160%増の13例の報告で、定点当たり報告数は北・東・美原区1.33、中区1.00である。
インフルエンザ(警報レベル開始基準値:30、注意報レベル基準値:10)は、141%増の142例の報告があり、定点当たり報告数は4.90となり、増加が続いている。大阪府内では前週に流行期入りしたが、今週も65%増で、定点当たり報告数は1.99となり、今後も発生動向に注意を要する。感染予防のため、手洗い、マスク着用、咳(せき)エチケット、ワクチン接種など、一人一人が「かからない」、「うつさない」対策が重要である。
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区ごとの「患者発生数」・「上位3疾患グラフ」・「定点あたりの患者発生状況グラフ」
患者発生数
定点 科別 |
疾患別 | 北・東・美原区 | 堺区 | 西区 | 中区 | 南区 | 合計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
小児科 内科 |
インフルエンザ | 41 | 18 | 31 | 15 | 37 | 142 | ||
小児科 | RSウイルス感染症 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | ||
咽頭結膜熱 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | |||
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 |
23 | 12 | 15 | 9 | 3 | 62 | |||
感染性胃腸炎 | 36 | 17 | 15 | 8 | 7 | 83 | |||
水痘 | 8 | 0 | 2 | 2 | 1 | 13 | |||
手足口病 | 0 | 1 | 6 | 3 | 1 | 11 | |||
伝染性紅斑 | 4 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 | |||
突発性発しん | 2 | 1 | 1 | 2 | 0 | 6 | |||
ヘルパンギーナ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | |||
流行性耳下腺炎 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |||
眼科 | 急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
流行性角結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
合計 | 77 | 35 | 39 | 25 | 16 | 192 |
※合計はインフルエンザを除く小児科・眼科を加算した数値です。
「上位3疾患グラフ」
(グラフの数字は、定点あたりの患者数(患者数/協力医療機関数))