2019年　第38週(令和元年9月16日から令和元年9月22日)：堺市

更新日：2022年7月15日

報告定点数　　小児科定点（19）　　インフルエンザ定点（29）　　眼科定点（5）　　基幹定点（2）

今週のトピックス

「RSウイルス感染症　引き続き注意を」

　2019年第38週の小児科及び眼科定点把握感染症は前週比21.4%減の213例の報告があった。報告の第1位はRSウイルス感染症で以下、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の順である。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ4.68、2.26、1.16であった。
　RSウイルス感染症（警報レベル開始基準値、注意報レベル基準値なし）は、7%減の89例の報告で、北・東・美原区7.17、中区6.00、堺区5.33である。大阪府内でも、5%減で定点当たり報告数4.25であった。堺市、大阪府内ともに依然定点当たり報告数は高値であり、重症化しやすい乳幼児は注意を要するため、手洗いの励行や咳がある人が乳幼児に接触するときにはマスクを着用するなどの感染予防対策が重要である。
　感染性胃腸炎（警報レベル開始基準値：20、注意報レベル基準値なし）は12%減の43例の報告で、北・東・美原区4.17、堺区2.33、西区1.75であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎（警報レベル開始基準値：8、注意報レベル基準値なし）は53%減の22例の報告で、堺区2.00、北・東・美原区1.33、西区／南区1.00である。
　インフルエンザ（警報レベル開始基準値：30、注意報レベル基準値：10、流行開始の目安：1超）は、67%増の5例の報告があった。大阪府内でも増加し、10%増で定点当たり報告数0.38となっている。今後の発生動向に注意を要する。

今週のトピックス

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感染症の話(国立感染症研究所)

区ごとの「患者発生数」・「上位3疾患グラフ」・「定点あたりの患者発生状況グラフ」

患者発生数

2019年　第38週(令和元年9月16日から令和元年9月22日)
定点科別	疾患別	北・東・美原区	堺区	西区	中区	南区	合計
小児科内科	インフルエンザ	1	1	1	0	2	5
小児科	RSウイルス感染症	43	16	11	12	7	89
	咽頭結膜熱	6	0	0	2	0	8
	Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎	8	6	4	0	4	22
	感染性胃腸炎	25	7	7	2	2	43
	水痘	1	0	0	1	0	2
	手足口病	5	3	0	4	1	13
	伝染性紅斑	9	3	0	1	0	13
	突発性発しん	2	0	1	0	1	4
	ヘルパンギーナ	4	0	0	9	2	15
	流行性耳下腺炎	0	1	0	1	0	2
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	0	0	0	0
	流行性角結膜炎	1	0	1	0	0	2
合計		104	36	24	32	17	213