2019年 第17週(平成31年4月22日から平成31年4月28日):堺市
更新日:2022年7月15日
報告定点数 小児科定点(19) インフルエンザ定点(29) 眼科定点(5) 基幹定点(2)
今週のトピックス
「インフルエンザ 増加続く」
2019年第17週の小児科及び眼科定点把握感染症は前週比20.3%増の219例の報告があった。報告の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病の順である。上位3疾患の定点当たりの報告数はそれぞれ4.16、2.63、0.90であった。
感染性胃腸炎(警報レベル開始基準値:20、注意報レベル基準値なし)は 7%増の79例の報告で、中区6.50、北・東・美原区5.67、堺区3.67であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報レベル開始基準値:8、注意報レベル基準値なし)は6%減の50例の報告で、堺区5.33、南区3.75、中区2.50である。
手足口病(警報レベル開始基準値:5、注意報レベル基準値なし)は113%増の17例の報告で、中区3.50、西区1.50であった。大阪府内でも、5週連続で増加しており、大阪府内の定点あたり報告数は、1.85でとなっており、今後の動向に注意を要する。
インフルエンザ(警報レベル終息基準値:10)は12%増の47例(定点当たり報告数1.62)で、増加が続く。北・東・美原区2.20、西区1.71、中区1.67、南区1.40である。大阪府内では、3週連続で増加しており、府内全体では18%増で、定点当たり報告数が2.53となった。手洗い・マスク着用等の感染予防策が望まれる。
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区ごとの「患者発生数」・「上位3疾患グラフ」・「定点あたりの患者発生状況グラフ」
患者発生数
定点 科別 |
疾患別 | 北・東・美原区 | 堺区 | 西区 | 中区 | 南区 | 合計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
小児科 内科 |
インフルエンザ | 22 | 1 | 12 | 5 | 7 | 47 | ||
小児科 | RSウイルス感染症 | 4 | 4 | 1 | 3 | 2 | 14 | ||
咽頭結膜熱 | 2 | 7 | 1 | 1 | 5 | 16 | |||
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 |
12 | 16 | 2 | 5 | 15 | 50 | |||
感染性胃腸炎 | 34 | 11 | 13 | 13 | 8 | 79 | |||
水痘 | 2 | 0 | 0 | 4 | 1 | 7 | |||
手足口病 | 2 | 0 | 6 | 7 | 2 | 17 | |||
伝染性紅斑 | 2 | 1 | 6 | 2 | 3 | 14 | |||
突発性発しん | 4 | 0 | 2 | 3 | 1 | 10 | |||
ヘルパンギーナ | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | 7 | |||
流行性耳下腺炎 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | |||
眼科 | 急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
流行性角結膜炎 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | |||
合計 | 65 | 39 | 33 | 45 | 37 | 219 |
※合計はインフルエンザを除く小児科・眼科を加算した数値です。
「上位3疾患グラフ」
(グラフの数字は、定点あたりの患者数(患者数/協力医療機関数))