2025年　第18週・第19週(令和7年4月28日から令和7年5月11日)：大阪府

報告定点数
小児科定点（186）　　急性呼吸器感染症定点（292）　　インフルエンザ定点（292）
新型コロナウイルス感染症定点（292）　　眼科定点（52）　　基幹定点（18）

　2025年第18週と2025年第19週をあわせて報告する。大型連休のため医療機関の診療実日数の減少を考慮する必要がある。
　第18週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は2,149例であり、前週比16.5%減であった。定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、伝染性紅斑、咽頭結膜熱、RSウイルス感染症の順で、定点あたり報告数はそれぞれ8.12、1.12、0.65、0.51、0.40であった。
　第19週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,815例であり、前週比15.5%減であった。定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、伝染性紅斑、咽頭結膜熱、突発性発しんの順で、定点あたり報告数はそれぞれ6.39、1.13、0.74、0.56、0.32である。
　感染性胃腸炎の報告数は、前週比21%減の1,188例で、中河内10.26、南河内9.94、北河内7.57、三島7.29、大阪市北部6.92となり、減少している。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、前週比1%増の211例で、中河内1.68、大阪市南部1.59、南河内1.56であった。
　伝染性紅斑は、前週比14%増の138例で、豊能・三島1.18、大阪市南部1.00であった。
　咽頭結膜熱は、前週比9%増の104例で、南河内1.06、中河内1.05、大阪市北部0.92であり増加が続いている。
　インフルエンザは、前週比5%減の161例で、定点あたり報告数は0.55で、泉州0.97、南河内0.92、大阪市南部0.69、三島0.52、中河内0.48であった。
　新型コロナウイルス感染症は12%減の218例で、定点あたり報告数は0.75であった。北河内1.05、豊能 0.91、大阪市北部・大阪市東部0.90、大阪市西部0.87である。
　急性呼吸器感染症は17％減の9,556例で、定点あたり報告数は32.73である。南河内54.38、中河内 42.31、堺市38.16、北河内38.05、大阪市西部35.53であった。