2023年　第45週(令和5年11月6日から令和5年11月12日)：大阪府

更新日：2024年8月20日

今週の報告定点数
小児科定点（197）　　インフルエンザ定点（305）　　新型コロナウイルス感染症定点（305）
眼科定点（52）　　基幹定点（17）

今週のトピックス

「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり報告数は過去10年で最高値」

　第45週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は2,592例であり、前週比17.3%増であった。
　定点あたり報告数の第1位はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で以下、感染性胃腸炎、咽頭結膜熱、流行性角結膜炎、手足口病の順で、定点あたり報告数はそれぞれ4.19、3.95、3.67、0.65、0.55である。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週比24%増の826例で、三島5.31、大阪市西部5.20、南河内4.75、北河内4.68、泉州4.62であった。定点あたり報告数4.19は過去10年で最高値である。
　感染性胃腸炎は16%増の779例で、大阪市南部6.28、南河内6.25、三島5.69であった。
　咽頭結膜熱は11%増の723例で、中河内6.30、北河内5.72、大阪市北部4.57である。
　流行性角結膜炎は6%増の34例で、南河内1.75、大阪市西部1.50、豊能1.40であった。
　手足口病は44%増の108例で、南河内1.13、大阪市東部0.80、三島0.69である。

　インフルエンザは4%減の3,883例で、定点あたり報告数は12.73であった。南河内23.17、堺市14.83、中河内14.32、大阪市北部13.11、大阪市西部12.33である。
　9月以降、大阪府内で検出されたインフルエンザウイルスは、AH3、AH1pdmであった。

　新型コロナウイルス感染症は12％減の414例で、定点あたり報告数は1.36である。大阪市北部1.95、泉州1.76、北河内1.44、大阪市西部1.33、三島1.31であった。

2023年堺市の感染症発生動向調査状況はこちらへ

その他、感染症発生動向調査に関する各種情報はこちらへ

感染症発生動向調査情報　（ブロック別・疾患別患者発生数）

2023年　第45週(令和5年11月6日から令和5年11月12日)：大阪府
定点科別	疾患別	豊能	三島	北河内	中河内	南河内	堺市	泉州	大阪市北部	大阪市西部	大阪市東部	大阪市南部	合計
小児科内科	インフルエンザ	419	310	473	444	556	430	334	249	185	192	291	3883
小児科内科	新型コロナウイルス感染症	46	34	59	27	36	34	60	37	20	26	35	414
小児科	RSウイルス感染症	0	3	0	0	19	0	0	1	1	1	1	26
	咽頭結膜熱	78	49	143	126	56	57	69	64	11	47	23	723
	A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	57	85	117	83	76	87	97	26	52	63	83	826
	感染性胃腸炎	96	91	84	66	100	67	72	47	15	28	113	779
	水痘	0	5	3	2	2	3	4	2	2	3	0	26
	手足口病	11	11	13	6	18	10	12	1	2	12	12	108
	伝染性紅斑	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
	突発性発しん	4	2	5	5	8	3	1	2	0	4	1	35
	ヘルパンギーナ	7	2	2	3	1	1	7	2	0	0	1	26
	流行性耳下腺炎	0	2	3	0	3	0	1	0	0	0	0	9
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
眼科	流行性角結膜炎	7	2	0	4	7	2	2	2	3	4	1	34
合計		260	252	370	295	290	230	265	147	86	162	235	2592
基幹定点	細菌性髄膜炎	0	2	0	0	0	1	0	0				3
	無菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	マイコプラズマ肺炎	0	0	0	0	0	0	0	1				1
	クラミジア肺炎（オウム病を除く）	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	0	0	0	0	0	0	0				0