2023年　第23週(令和5年6月5日から令和5年6月11日)：大阪府

更新日：2023年6月15日

今週の報告定点数
小児科定点（191）　　インフルエンザ定点（290）　　新型コロナウイルス感染症定点（290）
眼科定点（52）　　基幹定点（17）

今週のトピックス

「ヘルパンギーナ　さらに増加」

　第23週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は3,302例であり、前週比5.5%増であった。
　定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、ヘルパンギーナ、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱の順で、定点あたり報告数はそれぞれ4.74、4.66、3.25、2.72、0.89である。
　感染性胃腸炎は前週比15%減の906例で、南河内7.50、三島6.88、中河内5.18、大阪市南部5.11、北河内4.96であった。
　ヘルパンギーナは57%増の891例で、堺市6.89、泉州6.30、大阪市北部6.07であり、3ブロックで警報レベル基準値6を超えた。
　RSウイルス感染症は3%減の621例で、南河内6.88、北河内4.54、大阪市北部4.43であった。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1%減の520例で、中河内5.29、大阪市南部4.17、南河内4.00である。
　咽頭結膜熱は18%増の170例で、南河内1.50、泉州1.10、大阪市東部1.07であった。
　新型コロナウイルス感染症（COVID-19）は前週比30%増の1,256例で、定点あたり報告数は4.33である。
　北河内6.16、堺市5.24、豊能4.82、南河内4.67、大阪市北部4.55であった。
　5類感染症に位置づけられて以降、4週連続で増加した。

感染症発生動向調査感染症週報(厚生労働省/国立感染症研究所)

大阪府感染症情報センター(大阪健康安全基盤研究所)

2023年堺市の感染症発生動向調査状況はこちらへ

感染症の話（国立感染症研究所）

感染症発生動向調査情報　（ブロック別・疾患別患者発生数）

2023年　第23週(令和5年6月5日から令和5年6月11日)：大阪府
定点科別	疾患別	豊能	三島	北河内	中河内	南河内	堺市	泉州	大阪市北部	大阪市西部	大阪市東部	大阪市南部	合計
小児科内科	インフルエンザ	17	11	20	26	18	22	16	9	14	32	17	202
小児科内科	新型コロナウイルス感染症	159	62	234	100	112	152	124	91	54	91	77	1256
小児科	RSウイルス感染症	42	31	109	33	110	77	56	62	12	48	41	621
	咽頭結膜熱	19	8	18	17	24	14	22	11	8	16	13	170
	A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	26	8	91	90	64	58	20	35	15	38	75	520
	感染性胃腸炎	107	110	119	88	120	82	80	62	14	32	92	906
	水痘	1	0	0	2	1	6	2	3	0	0	2	17
	手足口病	12	7	4	5	10	18	4	4	1	13	12	90
	伝染性紅斑	0	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	1
	突発性発しん	5	7	8	10	4	3	6	2	4	6	3	58
	ヘルパンギーナ	68	36	92	96	67	131	126	85	35	49	106	891
	流行性耳下腺炎	2	2	1	4	3	0	7	1	1	0	0	21
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	0	0	0	0	1	0	0	0	0	1
眼科	流行性角結膜炎	1	2	0	0	0	1	0	0	2	0	0	6
合計		283	211	442	346	403	390	324	265	92	202	344	3302
基幹定点	細菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	無菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	1	0	0				1
	マイコプラズマ肺炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	クラミジア肺炎（オウム病を除く）	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	0	0	0	0	0	0	0				0