2023年　第24週(令和5年6月12日から令和5年6月18日)：大阪府

更新日：2023年6月22日

今週の報告定点数
小児科定点（191）　　インフルエンザ定点（291）　　新型コロナウイルス感染症定点（291）
眼科定点（52）　　基幹定点（17）

今週のトピックス

「ヘルパンギーナ　警報レベルを超えた」

　第24週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は3,511例であり、前週比6.3%増であった。
　定点あたり報告数の第1位はヘルパンギーナで以下、感染性胃腸炎、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱の順で、定点あたり報告数はそれぞれ6.55、4.39、2.70、2.69、0.88である。
　ヘルパンギーナは前週比40%増の1,251例で、泉州8.55、大阪市北部8.50、堺市7.84、中河内7.47、大阪市南部7.11であった。2014年以来に、警報レベル基準値6を超えた。
　感染性胃腸炎は7%減の839例で、南河内7.31、三島6.69、中河内5.18である。
　RSウイルス感染症は17%減の516例で、南河内4.88、大阪市北部4.29、大阪市西部3.60であった。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1%減の514例で、中河内4.59、南河内4.56、大阪市南部3.72である。
　咽頭結膜熱は1%減の168例で、泉州1.45、大阪市東部1.27、中河内1.18であった。
　新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は前週比5％増の1,324例で、定点あたり報告数は4.55であった。
　堺市6.17、南河内5.38、大阪市北部5.10、北河内5.08、豊能4.82である。
　5類感染症に変更された後、第20週以降5週連続で増加している。

感染症発生動向調査感染症週報(厚生労働省/国立感染症研究所)

大阪府感染症情報センター(大阪健康安全基盤研究所)

2023年堺市の感染症発生動向調査状況はこちらへ

感染症の話（国立感染症研究所）

感染症発生動向調査情報　（ブロック別・疾患別患者発生数）

2023年　第24週(令和5年6月12日から令和5年6月18日)：大阪府
定点科別	疾患別	豊能	三島	北河内	中河内	南河内	堺市	泉州	大阪市北部	大阪市西部	大阪市東部	大阪市南部	合計
小児科内科	インフルエンザ	8	10	23	19	28	18	22	14	18	23	7	190
小児科内科	新型コロナウイルス感染症	164	81	193	131	129	179	115	102	69	85	76	1324
小児科	RSウイルス感染症	57	11	65	34	78	67	55	60	36	22	31	516
	咽頭結膜熱	11	8	16	20	18	11	29	6	11	19	19	168
	A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	34	14	89	78	73	55	17	26	16	45	67	514
	感染性胃腸炎	100	107	84	88	117	75	86	52	27	31	72	839
	水痘	1	1	1	1	2	2	3	0	0	0	7	18
	手足口病	15	6	17	19	14	11	10	5	3	17	9	126
	伝染性紅斑	1	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	2
	突発性発しん	8	6	8	4	3	3	8	2	4	4	4	54
	ヘルパンギーナ	113	72	149	127	95	149	171	119	63	65	128	1251
	流行性耳下腺炎	1	1	4	0	2	2	1	1	1	0	0	13
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
眼科	流行性角結膜炎	0	2	1	0	0	0	3	0	0	3	1	10
合計		341	228	434	371	402	375	383	271	161	207	338	3511
基幹定点	細菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	無菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	2	0	0				2
	マイコプラズマ肺炎	0	0	0	0	1	0	0	0				1
	クラミジア肺炎（オウム病を除く）	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	0	0	0	0	0	0	0				0