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2021年 第38週(令和3年9月20日から令和3年9月26日):大阪府

更新日:2024年7月26日

今週の報告定点数
小児科定点(198)  インフルエンザ定点(302)  眼科定点(52)  基幹定点(16)

今週のトピックス

「手足口病/ヘルパンギーナ 増加続く」

 第38週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は894例であり、前週比1.4%減であった。第38週の報告の解釈については、連休による医療機関の診療実日数と受診者の減少を考慮する必要がある。
 報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、RSウイルス感染症、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎・突発性発しんの順で、上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ2.17、0.74、0.38、0.36、0.27である。
 感染性胃腸炎は前週比3%減の430例で、南河内3.88、中河内3.55、北河内2.85、大阪市南部2.56、三島2.18であった。
 手足口病は69%増の147例で、大阪市北部2.86、北河内2.15、大阪市東部0.80である。
 RSウイルス感染症は31%減の75例で、大阪市北部1.57、北河内0.62、大阪市西部0.60であった。   
 ヘルパンギーナは29%増の72例で、大阪市北部1.00、堺市0.95、中河内0.90である。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は24%減の54例で、中河内0.60、大阪市南部0.50、北河内0.46であった。
 季節外れの夏型感染症の動向に注意が必要である。

感染症発生動向調査情報 (ブロック別・疾患別患者発生数)

2021年 第38週(令和3年9月20日から令和3年9月26日)
定点
科別
疾患別 豊能 三島 北河内 中河内 南河内 堺市 泉州 大阪市北部 大阪市西部 大阪市東部 大阪市南部 合計
小児科
内科
インフルエンザ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
小児科 RSウイルス感染症 1 8 16 8 6 1 2 22 6 3 2 75
  咽頭結膜熱 0 0 3 5 3 2 0 1 1 3 6 24
  A群溶血性レンサ
球菌咽頭炎
2 7 12 12 6 1 1 2 1 1 9 54
  感染性胃腸炎 25 37 74 71 62 28 38 19 11 19 46 430
  水痘 2 2 1 1 2 3 0 1 1 2 0 15
  手足口病 3 2 56 12 8 7 5 40 1 12 1 147
  伝染性紅斑 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
  突発性発しん 4 7 6 9 6 1 5 5 3 4 4 54
  ヘルパンギーナ 2 2 8 18 3 18 0 14 4 2 1 72
  流行性耳下腺炎 1 1 1 0 0 0 1 7 1 0 0 12
眼科 急性出血性結膜炎 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1
  流行性角結膜炎 0 0 4 0 0 0 1 1 1 0 2 9
合計 40 66 182 136 97 61 53 112 30 46 71 894
基幹
定点
細菌性髄膜炎 0 0 0 0 0 0 0 0 0
  無菌性髄膜炎 0 0 0 0 0 0 0 0 0
  マイコプラズマ肺炎 0 0 0 0 0 0 0 0 0
  クラミジア肺炎
(オウム病を除く)
0 0 0 0 0 0 0 0 0
  感染性胃腸炎
(ロタウイルス)
0 0 0 0 0 0 0 0 0

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