2020年　第40週(令和2年9月28日から令和2年10月4日)：大阪府

更新日：2024年7月12日

今週の報告定点数
小児科定点（195）　　インフルエンザ定点（299）　　眼科定点（52）　　基幹定点（16）

今週のトピックス

「ヘルパンギーナ増加」

　第40週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は697例であり、前週比12.2%増であった（ただし、前週の報告の解釈については、連休による医療機関の診療実日数と受診者の減少を考慮する必要がある）。昨年同週比69.3％減（2019年第40週2,274例）と少ない状況である。
　定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、咽頭結膜熱の順で、定点あたり報告数はそれぞれ1.76、0.48、0.45、0.40、0.21であった。
　感染性胃腸炎は前週比9％増の343例で、南河内2.81、大阪市南部2.59、中河内2.32、泉州2.25、大阪市北部2.00である。
　ヘルパンギーナは54%増の94例で、大阪市南部1.06、南河内1.00、泉州0.75であった。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は21%増の88例で、大阪市北部0.86、北河内0.81、大阪市南部0.76である。
　咽頭結膜熱は9%減の40例で、大阪市北部0.36、大阪市東部0.33、北河内0.31であった。

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感染症発生動向調査情報　（ブロック別・疾患別患者発生数）

2020年　第40週(令和2年9月28日から令和2年10月4日)
定点科別	疾患別	豊能	三島	北河内	中河内	南河内	堺市	泉州	大阪市北部	大阪市西部	大阪市東部	大阪市南部	合計
小児科内科	インフルエンザ	0	0	0	0	4	0	0	0	1	0	0	5
小児科	RSウイルス感染症	0	2	0	0	0	0	0	0	1	0	0	3
	咽頭結膜熱	3	0	8	5	3	2	6	5	0	5	3	40
	A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	3	5	21	11	2	7	7	12	2	5	13	88
	感染性胃腸炎	34	24	33	44	45	22	45	28	15	9	44	343
	水痘	1	2	0	4	4	0	0	1	1	1	2	16
	手足口病	0	0	3	2	2	3	1	1	0	0	1	13
	伝染性紅斑	0	0	0	0	1	0	0	0	0	0	1	2
	突発性発しん	9	4	11	11	4	2	15	5	6	6	5	78
	ヘルパンギーナ	1	2	13	12	16	9	15	5	3	0	18	94
	流行性耳下腺炎	0	2	2	4	3	2	0	1	1	0	0	15
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
	流行性角結膜炎	0	0	1	1	0	0	1	0	0	2	0	5
合計		51	41	92	94	80	47	90	58	29	28	87	697
基幹定点	細菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	無菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	マイコプラズマ肺炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	クラミジア肺炎（オウム病を除く）	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	0	0	0	0	0	0	0				0