2020年　第13週(令和2年3月23日から令和2年3月29日)：大阪府

更新日：2022年7月15日

今週の報告定点数
小児科定点（197）　　インフルエンザ定点（300）　　眼科定点（52）　　基幹定点（16）

今週のトピックス

「小児科・眼科定点疾患の報告数　昨年同時期に比べ少ない」

　第13週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は 876例であり、前週比 5.9％増であった。報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、流行性角結膜炎、水痘の順で、定点あたり報告数はそれぞれ1.98、1.29、0.36、0.27、0.19である。
　感染性胃腸炎は前週比9％増の391例で、南河内2.75、大阪市西部2.67、三島2.29、豊能2.27、中河内2.25であった。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は8％増の254例で、泉州2.25、南河内2.06、三島1.47、大阪市南部1.44、堺市1.32である。
　流行性角結膜炎は133％増の14例で、北河内1.00、大阪市北部0.80、大阪市西部0.50、大阪市東部0.33、泉州0.17であった。
　水痘は7％減の38例で、北河内0.44、泉州0.30、大阪市東部0.27、南河内0.25、大阪市北部0.21である。
　インフルエンザは49％減の157例で定点あたり報告数は0.52であった。大阪市西部1.14、三島0.81、泉州0.79、中河内0.73、南河内0.67である。定点あたり報告数は1を下回り、非流行期に入ったと考えられる。

感染症発生動向調査感染症週報(厚生労働省/国立感染症研究所)

大阪府感染症情報センター(大阪健康安全基盤研究所)

2020年堺市の感染症発生動向調査状況はこちらへ

感染症の話（国立感染症研究所）

感染症発生動向調査情報　（ブロック別・疾患別患者発生数）

2020年　第13週(令和2年3月23日から令和2年3月29日)
定点科別	疾患別	豊能	三島	北河内	中河内	南河内	堺市	泉州	大阪市北部	大阪市西部	大阪市東部	大阪市南部	合計
小児科内科	インフルエンザ	5	21	24	22	16	3	26	9	16	10	5	157
小児科	RSウイルス感染症	0	1	2	1	5	1	5	5	0	2	5	27
	咽頭結膜熱	3	2	3	0	4	2	4	4	0	1	4	27
	A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	11	25	31	19	33	25	45	17	9	13	26	254
	感染性胃腸炎	50	39	54	45	44	26	36	28	24	12	33	391
	水痘	3	2	12	4	4	0	6	3	0	4	0	38
	手足口病	2	0	0	1	1	0	0	0	0	2	4	10
	伝染性紅斑	1	3	1	4	13	2	5	2	2	1	0	34
	突発性発しん	7	5	8	6	12	5	10	11	2	1	4	71
	ヘルパンギーナ	0	2	1	0	0	0	0	0	0	0	1	4
	流行性耳下腺炎	0	0	1	0	0	1	2	1	0	0	1	6
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
	流行性角結膜炎	0	0	6	0	0	0	1	4	1	2	0	14
合計		77	79	119	80	116	62	114	75	38	38	78	876
基幹定点	細菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	無菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	マイコプラズマ肺炎	1	1	0	0	0	2	0	0				4
	クラミジア肺炎（オウム病を除く）	0	0	0	0	0	1	0	0				1
	感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	0	0	0	0	0	0	0				0