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「平成18年度有識者会議まとめ」が提出されました

更新日:2019年12月18日

 堺市歴史文化都市有識者会議(座長:北海道大学観光学高等研究センター長 石森秀三氏)は、昨年4月から百舌鳥古墳群の世界遺産登録に向けた諸課題について検討を進めてきました。今般、平成18年度の検討内容について取りまとめた「平成18年度 有識者会議まとめ」が、市あて提出されました。主な内容は次のとおりです

1 主な内容

(1)世界遺産登録のコンセプト

  • 仁徳陵古墳をはじめとする百舌鳥古墳群は、人類史の初期国家のあり方を物語る人類共通の文化遺産
  • 巨大前方後円墳は日本独自のもので、東アジアの陵墓と比較しても際立つ存在
  • 中国、朝鮮半島との交流が活発化した時代の強大な権力を象徴するランドマーク

(2)遺産の核及び緩衝地帯についての基本的な考え方

  • 古墳群築造時の百舌鳥丘陵という旧地形の範囲を保存、継承する。

(3)登録基準該当性

  • ii、iii、iv、vに適合

(4)遺産本体のとらえ方

  • 百舌鳥古墳群として提案すべく検討を進めてきたが、歴史的経緯からも、古市古墳群と一体的な形で提案することを基本に世界遺産登録の課題等の検討を引き続き行う。

(5)世界遺産の法的保護

  • 法的枠組みをさまざまな角度から検討する。

今後のスケジュール

 百舌鳥古墳群と古市古墳群を一体的な形で、世界文化遺産登録をめざすという方向で連携・協力すべく、現在、羽曳野・藤井寺両市及び大阪府と連絡会議を持ち、検討を進めている。本年9月28日を期限とする文化庁の世界文化遺産国内暫定一覧表への登載提案に、四者相協力して取り組む。なお、7月下旬に、第5回の歴史文化都市有識者会議(羽曳野・藤井寺両市及び大阪府も参画)を開催予定。

このページの作成担当

文化観光局 歴史遺産活用部 世界遺産課

電話番号:072-228-7014

ファクス:072-228-7251

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館5階

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