第4回歴史文化都市有識者会議を開催しました
更新日:2012年12月19日
平成19年4月27日、午前10時より、第4回堺市歴史文化都市有識者会議(座長:石森秀三 北海道大学観光学高等研究センター長)が開催され、平成18年度有識者会議のまとめの内容等について、以下のとおり討議されました。
第4回堺市歴史文化都市有識者会議(概要)
1 平成18年度有識者会議のまとめ
(1)世界遺産登録のコンセプト
- 仁徳陵古墳をはじめとする百舌鳥古墳群は、人類史の初期国家のあり方を物語る人類共通の文化遺産
- 巨大前方後円墳は日本独自のもので、東アジアの陵墓と比較しても際立つ存在
- 中国、朝鮮半島との交流が活発化した時代の強大な権力を象徴するランドマーク
(2)遺産の核及び緩衝地帯についての基本的な考え方
- 古墳群築造時の百舌鳥丘陵という旧地形の範囲を保存、継承する。
(3)遺産本体のとらえ方
- 百舌鳥古墳群として提案すべく検討を進めてきたが、歴史的経緯からも、古市古墳群と一体的な形で提案することを基本に世界遺産登録の課題等の検討を引き続き行う。
(4)登録基準該当性
- ii、iii、iv、vに適合
(5)世界遺産の法的保護
- 法的枠組みをさまざまな角度から検討する。
2 世界文化一覧候補の提案内容
平成18年度有識者会議のまとめを踏まえ検討する。
3 今後のスケジュール
平成19年度 世界遺産暫定一覧表記載資産候補の提出期限である9月28日までに、文化庁へ提案書を提出する(第5回有識者会議を7月ごろ開催し、提案書等を審議する予定)。
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