古墳の謎3 埋葬施設
更新日:2018年8月19日
謎3 古墳の中には何があるの? ~埋葬施設~
古墳はお墓ですので、死んだ人を埋葬する施設が造られています。中国や朝鮮半島のお墓では、その多くが地下に埋葬施設を造った上に土盛をしますが、日本では、土盛の中に埋葬施設を造ります。この埋葬施設は古墳時代の中でも変化しており、3世紀の半ばから5世紀の終わりごろまでは、土盛の頂上に穴をほり、棺を入れて周囲を石で囲む竪穴式石室や、粘土で棺を覆う粘土槨などが造られていました。6世紀になると、地上に石を組んだ石室とそれに通じる道を造り、石室が完成してから棺を運び込んで、上に土盛をする横穴式石室が造られるようになりました。百舌鳥古墳群では、竪穴式石室や粘土槨がほとんどですが、堺市内には、横穴式石室を持つ古墳もあります。
棺の形や素材も古墳時代の中で異なるほか、地域によっても違いがあり、兵庫県や熊本県でとれる石で作られた棺や、木で造られた棺なども見つかっています。
石室の比較
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