鉄炮鍛冶屋敷(堺市立町家歴史館 井上関右衛門家住宅)
更新日:2024年11月15日
鉄炮鍛冶屋敷について
鉄炮鍛冶屋敷の外観
鉄炮鍛冶屋敷は、令和2年からすすめていた文化財建造物としての保存修理工事を終え、令和6年3月3日から「鉄炮鍛冶屋敷(堺市立町家歴史館 井上関右衛門家住宅)」として公開活用しています。
井上関右衛門家住宅は、江戸時代の鉄炮鍛冶の作業場兼住居として貴重なため、平成16年に主屋が堺市の有形文化財(建造物)に指定されました。
平成27年からの4年間にわたる関西大学と堺市との共同研究調査では、2万点を超える古文書から日本の鉄炮生産の歴史を書き換える大きな発見となり、屋敷絵図等からは屋敷地や建物の改造過程等が明らかになりました。その結果、平成30年には、敷地内の座敷棟、道具蔵、俵倉、附属棟、土地(塀含む)も、堺市の有形文化財(建造物)に追加指定されました。
鉄炮鍛冶屋敷の内部
鉄炮鍛冶の職人としてだけでなく、文化人としての側面を持っていた井上関右衛門の屋敷内には、複数の庭や茶室等も備わっており、ゆっくりと空間をお楽しみいただけます。
鉄炮鍛冶屋敷では井上家に伝わる実物資料の一部の展示や、「みせの間」や「鍛冶場」などの再現展示、鍛冶コンテンツなどを通じて堺の地で連綿と続いている鉄加工の歴史を体感することができます。
※「鉄炮」の「炮」の字については古墳時代から現代まで続く「鉄のものづくり」の技術の象徴として「火を起こして鉄を鍛える」イメージを持つ火扁の「鉄炮」の字を採用しています。なお、鉄炮鍛冶屋敷に伝わる江戸時代の古文書の大部分では、火縄銃を指す言葉として火扁の「鉄炮」が使われています。
市指定有形文化財 井上関右衛門家住宅 主屋・座敷棟・道具蔵・俵倉・附属棟 のページへ
開館時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
火曜日(ただし祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料
- 500円・20人以上の団体は400円
- 中学生以下、堺市の区域内に住所を有する65歳以上の方、障害のある方とその介護者は無料です(障害者手帳などそれぞれの証明書の提示が必要です)。
共通入館料含む町家歴史館入館料一覧
区分 | 個人 | 20人以上の団体 |
---|---|---|
(1)山口家住宅 | 200円 | 160円 |
(2)清学院 | 100円 | 80円 |
(3)鉄炮鍛冶屋敷 | 500円 | 400円 |
(1)山口家住宅・(2)清学院 | 250円 | 200円 |
(1)山口家住宅・(3)鉄炮鍛冶屋敷 | 600円 | 480円 |
(2)清学院・(3)鉄炮鍛冶屋敷 | 550円 | 440円 |
(1)山口家住宅・(2)清学院・(3)鉄炮鍛冶屋敷 | 700円 | 560円 |
所在地
堺市堺区北旅籠町(はたごちょう)西1丁3-22
地図情報は「堺市e-地図帳(外部リンク)」をご覧下さい。
アクセス
- 阪堺電気軌道阪堺線「高須神社」停留場より西へ300メートル
- 南海本線「七道(しちどう)」駅より東へ300メートル
※「町家歴史館 山口家住宅」との間の距離は約620メートルです。
※ 駐車場はありませんので公共交通機関をご利用ください。
このページの作成担当
文化観光局 歴史遺産活用部 文化財課
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ファクス:072-228-7228
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